本日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは109.50

下値メドは107.57

今朝の天気マークは「雨」

※天気の判定基準は記事末尾にあります

今月FOMCでの利下げは確実になった
と、考えてよいでしょう

 FRB(米連邦準備制度理事会)の金融政策を巡っては、「利下げ」するという見方の一方で、先週金曜日(5日)の米雇用統計が良かったことから「利下げ見送り」だという意見もでていました。しかし、結論はあっさりとでました。

 パウエルFRB議長はこの日、議会証言を行い、インフレの弱さや米景気の先行きに慎重な見解を示しました。そして6月の雇用統計で雇用者が増えたことで政策見通しは変わったかと問われ「変えていない」と答えました。今月FOMC(米連邦公開市場委員会)での利下げは確実になったと考えてよいでしょう。

 あとは切り下げ幅が25bp(ベーシスポイント)か50bpになるか、ということですが、パウエル議長は「本日から月末にかけて重要な経済指標がある」と述べています。これから発表される経済データをもとに判断するということです。今日は米6月消費者物価指数の発表があります。

毎ヨミ!FXトップニュース(7月10日)

10日 ドル/円のNY市場の終値は108.47円。

 9日の終値に比べ0.39円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは「雨」です。

各国・各通貨トピックス

ドル:
    パウエル議長「6月FOMC以降の不透明感が見通しを曇らせている」
    パウエル議長「(雇用統計後も)見通しは変えていない」
    パウエル議長「労働市場は、現時点での重要な問題ではない」
    パウエル議長「通商交渉の不確実性は完全に拭い去れていない」

円:
    5月の給与は、名目、実質ともに5カ月連続のマイナス = 厚生労働省
    横浜銀と千葉銀が包括提携

ユーロ:
    世界最大手のドイツ化学メーカーBASF、利益見通し下方修正。貿易戦争が理由

トルコリラ:
    EU(欧州連合)がトルコに対して経済制裁を検討。キプロス沖の天然ガス開発問題で
    格付け会社フィッチ「トルコが為替介入に外貨準備を使用していたなら問題」
    格付け会社フィッチ「トルコ政府の構造改革には懸念残る」

中国人民元:
    米国がすべての関税を撤廃しない限り、「交渉は後退する」

その他:
    ダライラマ14世がトランプ大統領を批判「道徳心が足りない」
    ジムビーム倉庫で火災、バーボン1,300万本が川に流出、魚死ぬ
    「ポスト金正恩」がFBIの保護下で米国在住か

主要指標終値

出所:楽天証券が作成