本日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは109.46

下値メドは107.88

今朝の天気マークは「晴れ」

※天気の判定基準は記事末尾にあります

ドル押し目買い​

 米雇用統計後からドル買い優勢となったマーケットで、先週金曜日のドル/円は108円台に復帰。週明け8日もこの流れは続き、いったん108.28円まで押される場面はあったものの、NY時間の午後には約1カ月ぶりの高値となる108.80円をつけました。この水準から109円までは強い抵抗ゾーン。ピボットによると、第1レジスタンスは108.90円です。抜けたら109円台をチャレンジする相場になるでしょう。今週のピボットは「今日の注目通貨」をご覧ください。

 6月の米雇用統計は非農業部門雇用者数が大幅増加する強い結果で、FRB(米連邦準備制度理事会)の大幅切り下げリスクは後退。金利差と夏休みの静かな相場を期待してドルのキャリートレードが再開しているようです。押し目買いでドル/円の下値は堅そうです。

 ドル高の流れでユーロ/ドルも上値が重く、海外時間に1.1207ドルまで下落。1週間前には1.14ドル台を目指そうかという勢いだったのに、早くも流れが反転です。

 IMMのポジション残高を見ると、ユーロの売り持ちは6月からほぼ半減。ドルの買い持ちのポジションが軽くなったということで、つまりドル買いの余地も出てきたということになります。今月末のFRB利下げは確実としても、切り下げ幅は(50bpではなく)25bpに収まりそうだという安心感で、ユーロ売り(ドル買い)再構築の動きが強まっている様子。ユーロ安にしたいドラギ総裁はひそかに喜んでいるでしょう。

 今週の重要イベントは10日(水曜日)のFOMC(米連邦公開市場委員会)議事録とパウエルFRB議長の議会証言。

毎ヨミ!FXトップニュース(7月8日)

8日 ドル/円のNY市場の終値は108.73円

 5日の終値に比べ0.25円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは「晴れ」です。

各国・各通貨トピックス

ドル
    トランプ米大統領、イランに「脅しには注意しろ」
    トランプ大統領「FRBは利下げするだろう」
    ナバロ大統領補佐官「中国との通商協議は時間がかかる」
    雇用統計前まで、マクロトレーダーの多くが「50bp利下げ」を予想していた

円:
    日銀景気判断、全国据え置き
    日銀総裁「少なくとも2020年春頃まで極めて低い金利を維持」

ユーロ:
    ドイツ銀行、1万8,000人リストラ
    ギリシャ総選挙で、急進左派連合のツィプラス首相が敗北。約4年ぶり政権交代

その他:
    英の公的機関が「宇宙人がコンタクトしてきた場合の対応」で世論調査
    フランスで老夫婦が雄鶏と飼い主を訴える。睡眠妨害と主張
    英国でポテトの量が少ないと客が警察に通報

主要指標終値

出所:楽天証券が作成