今日(9月5日)の市況

 北朝鮮に対する各国の対応を見守りつつ、今日と明日は豪ドルの動向にマーケットの関心が集まりそうです(チャート3)。RBA(豪洲準備銀行)は本日会合を開き、政策金利を発表します。また明日には第2四半期GDP(国内総生産)の発表があります。詳しくは、「今日の注目指標」をご覧ください。

前日(9月4日)の市況サマリー

ドル/円:終値は109.67円

 北朝鮮の核実験を受けた地政学リスクの高まりを背景に、週明けのドル/円は先週金曜日の終値から60銭近い円高水準となる109.63円でオープン。売り一巡後はいったん109.92円まで戻しましたが、東京時間午後には再び売りが強まり、109.38円まで下落しました。NY市場が休みということもあってその後は動きが鈍り、終値は、109.67円(前日比-0.58円)。

 今日のチャートポイント 

レジスタンス

100.47

米8月雇用統計後の高値(9月1日)

サポート

109.38

9月4日の安値

 

ユーロ/ドル:130.09円まで下落

 ドル/円に連れてユーロ/円も、先週金曜日の高値に比べ1.20円以上も円高水準の130.09円まで下落。欧州時間からはユーロ/ドルの上昇にも助けられ、130.70円まで反発。130円割れはなんとか回避しました。

レジスタンス

131.34

9月1日の高値

サポート

130.09

9月4日の安値

レジスタンス

87.93

9月1日の高値

サポート

85.69

8月29日の安値
(北朝鮮が日本上空にミサイル発射)






今日の注目指標 

 
 RBAは、本日の会合で政策金利を据え置く予想。RBAは、豪州の経済成長に自信を示すだろうと期待されています。豪ドルにとってプラスの材料ですが、豪ドル高を牽制するコメントも出す可能性があるので注意が必要です。また明日の午前には第2四半期GDPの発表があります。第1四半期は落込みが目立ちましたが、第2四半期のGDPは、公共消費や輸出の増加が寄与して、拡大が期待されています。また本日は、欧州と英国のサービス業PMI(購読担当者指数)の発表が予定されています。

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