本日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは109.34

下値メドは107.47

今朝の天気マークは「くもり」

※天気の判定基準は記事末尾にあります

 18日(火曜日)のドル/円は、新潟県の地震で108.05円まで下げましたが、トランプ米大統領が習主席と電話会談を行ったと発表して、大阪G20(20カ国・地域)での貿易協議再開期待で一気に反発、108.68円まで上昇しました。

 今夜はFOMC(米連邦公開市場委員会)。パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の記者会見は、日本時間20日午前3時半からです。マーケットのFRBの政策に対する見方はこの数カ月で大きく変わりました。なぜ「利上げ」から急速に「利下げ」へと傾いたのか? 最近の米指標に見る米景気後退の兆候か、エスカレートする米中貿易摩擦か、それとも昨年12月の「予防的」利上げの撤去なのか。今夜、パウエルFRB議長は、何がFRBの金融政策を変えさせたのかを明らかにしてくれるでしょう。しかし、なぜ変えないかというメッセージかもしれないので、注意する必要があります。

 18日のクロス円は反発しましたが、流れは下向き。豪ドル/円は1月のフラッシュクラッシュ以来の安値を更新しています。この日公表されたRBA(豪準備銀行)議事録は弱気な内容でした。RBAは8月に2回目の利下げ、さらに来年初めにも利下げして、豪の政策金利は1.00%を切るとの見方が強まっています。

毎ヨミ!FXトップニュース(6月18日)

18日ドル/円のNY市場の終値は108.43円

 17日の終値に比べ0.10円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは「くもり」です。

各国・各通貨トピックス

ドル:
    トランプ大統領が習主席と電話会談。G20で貿易協議再開
    米、中東に1,000人を追加派兵。イラン巡る地政学リスク高まる
    イラン、ウラン濃縮のレベルを高めると表明。核開発を加速
    ホワイトハウスがパウエルFRB議長の降格人事を検討か
    クドロー米国家経済会議委員長「パウエルFRB議長の交代を検討していない」

NY株式市場:
    ダウ平均株価が大幅上昇、5月3日以来の高値更新。米中貿易協議再開の期待

ユーロ:
    ユーロ急落。ドラギECB(欧州中央銀行)総裁「追加刺激策が必要」
    ドイツ6月ZEW景況感指数 ▲21.1、予想 ▲5.8
    イタリアのサルビーニ副首相「EU(欧州連合)は失敗した財政規律を押し付けている」
    タンカー攻撃のイラン犯行説にドイツが異議。米政府の証拠に疑問

ポンド:
    英保守党党首選の第2回投票、ボリス・ジョンソン前外相が126票で1位
    ジョンソン氏「10月31日にEUを離脱すべき」

その他:
    インドのマジシャンが水中脱出マジックに失敗して死亡
    NZオークランドで猫サイズの巨大ネズミが異常繁殖
    難民支援のドイツ区長が殺害される
    アイルランドの図書館で84年ぶりに本が返却

主要指標終値

出所:楽天証券が作成