(提供元:大和投資信託)
※この記事は2018年2月17日に東証マネ部!サイトで公開されたものです。
イーナちゃん、今日は久しぶりに十七郎の事務所に行く日のようです。
コンコン♪
……。
イーナ: すみません、いらっしゃいますか?失礼しますね。
がらんどう
イーナ: あれ?十七郎さんどこかに出かけてるのかな?ん、これ何だろう?
イーナ: 2007年の新聞?よくわからない部品もたくさん、、なんでこんなの置いてあるんだろう?
ガチャ
十七郎: おや、もういらしていましたか。遅れてすみませんでした。
イーナ: いえ、私もさっき来たところです。ここに来るのはなんだか久しぶりですね(笑)
十七郎: そうですね、最近は外出先でお会いすることが多かったですから。
イーナ: 来たときに目に入ったんですけど、この部品たちはいったい何ですか?
十七郎: これですか。今朝パソコンが壊れてしまいまして、修理をしているところなんです。いまちょうどパーツを買ってきたところですよ。
イーナ: え!パソコンて自分で修理できるものなんですね!
十七郎: まぁ趣味の延長みたいなものですね。
イーナ: すごい!ところで、こないだから私もセクター投資を少しずつ始めてみたんですよ♪実は大きな目標を立ててしまって…、それに向けてウカウカしていられないと思って…。
十七郎: なるほど、その目標はお聞きしても大丈夫ですか?
イーナ: もちろんです。わたし、どうしてもカフェを始めたくって…。もちろん経営のこととか勉強しなくちゃいけないんですけど、まずはお店の立ち上げにお金が必要だから…、自分の力で運用していきたいなって思いました!
十七郎: 素晴らしいですね、運用はお金や経済の知識もつきますから、経営において決してムダにはならないと思いますよ。
イーナ: こないだのセブンテちゃんに刺激を受けたというのもあるんです。彼女、実はしっかりもので堅実に資産運用してるみたいなんですよ。
十七郎: いいですね、ではその意気込みのまま、セクターの続きといきましょうか。今日はパソコンにちなんで、「機械」と「電機・精密」にしましょう。
イーナ: 機械と電機・精密、、何か似ている点が多そうなイメージです。
十七郎: そうですね、この2つはともに製造業ですので似通った特徴がいくつかあります。まずは景気動向に左右されやすい点です。現在、これらのセクターは販売先の多くを米国や中国や欧州などの海外が占めているため、セクターを見るうえで海外の景気動向が重要な要素となっています。たとえば、電機・精密は米国の株価指数であるS&P500との相関が強くなる傾向があります。
イーナ: 本当ですね!海外の景気動向ということは、為替も関係してくるんですね?!
十七郎: 鋭いですね、機械や電機・精密は外貨建ての取引が主流となりますので、他の業種と比較して為替の影響を受けやすいといえます。一般的には、円安が業績や株価にプラスの影響を与えます。