気になるあの本をチェック!
『あらすじ論語と算盤 (宝島社新書)』
答えてくれた人
宝島社 第1書籍局 第1編集部 形部雅彦さん
著者ってどんな人?
▼渋澤 健さん
【Profile】
1961年 神奈川県生まれ。渋沢栄一の5代目の子孫。
8歳の時、父親の転勤で渡米。83年テキサス大学卒業。87年UCLA経営大学院修了(MBA) JPモルガン、ゴールドマン・サックスなどの外資系金融機関を経て、2001年投資コンサルティング会社のシブサワ・アンド・カンパニーを設立。2008年コモンズ投信設立。経済同友会幹事。
【編集者から見た渋澤健さんはこんな人!】
「日本資本主義の父」渋沢栄一の玄孫(やしゃご)にあたるのが監修者渋澤健(しぶさわ・けん)氏です。監修者は渋沢家の直系として渋沢栄一の教えを現代に啓蒙すべく、渋沢栄一の名著『論語と算盤』の普及に尽力してきました。
さまざまな文献を多角的に読み比べた監修者ならではの正統的解釈で、『論語と算盤』のエッセンスを凝縮させたのが本書です。渋沢栄一の教えを解説するにあたって、監修者ほどふさわしい人選はないものと考えています。
どんな人におススメ?
ひとつのメッセージにつき400字でコンパクトに要約したので、原書『論語と算盤』そのものを読破するのには抵抗を覚えてしまう読者にも、手軽に読み通すことができる構成となっています。イラストも豊富に掲載されているので、活字だけの書籍になじみがない読者にとっても親しみやすい内容です。悩み多きビジネスパーソンの必読書です。
この本の、ここが読みどころ!
2024年、肖像画の紙幣デザイン採用が発表されたことで身近な存在となった渋沢栄一。しかし、どのような思想体系の持ち主かというところまでは知られていません。『あらすじ論語と算盤 (宝島社新書)』では、玄孫である渋澤健氏の解釈を通じて、名著『論語と算盤』に、分かりやすく触れることができるため、渋沢栄一の普遍性に満ちた思想や、渋沢栄一が日本人の精神にもたらした影響をくみとることができます。
「道徳とビジネスは遠いようで近い」「ビジネスマンは武士的精神を持て」「きれいごとで食うべし」「才能の多くは常識が土台」「人格は丸いだけでは品がない」「よい争いと悪い争い」「たくさん儲けたら、正しく使う」といったメッセージごとに加えた要約を読むことで、情報の洪水で価値観の軸を見失いがちな現代にこそ、底光りする渋沢栄一のメッセージを深く理解することができます。
渋澤栄一の名言を、わずか400字という短文で解説しているため、読みやすく、理解しやすい内容であることも、本著の特徴の一つ。歴史的名著『論語と算盤』のエッセンスを凝縮させていくなかで、「日本資本主義の父」渋沢栄一が残した含蓄のあるメッセージの真髄に触れることができました。できるだけ、平易な現代の日本語として読むことができるよう細心の注意を払いながら制作にあたりました。
例えばこんな名言が!
書籍中に登場する、深く読みたい名言例
渋澤 健さんの著書はこちら!
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お金の豊かさにもっと繋がる愛とエネルギーの法則 人生・投資・経済を直観するハートセンサー活用法 曽根純恵、渋澤健 2018年01月発売/ヒカルランド 1,749円(税込) |
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渋沢栄一人生を創る言葉50 (活学新書) 渋澤健 2017年10月25日頃発売/致知出版社 1,296円(税込) |