イースター明けはドル買いでスタート。ドル/円はこう着

［本日のドル/円］

↑上値メドは112.24円

↓下値メドは111.47円

今朝の天気マークは「くもり」

※天気の判定基準は記事末尾にあります

カナダ銀行が強気見通しなら、一段のカナダ高もある？

　ドル/円は東京時間に111.65円まで下げましたが、流れは続かずNY時間に112.04円まで反発。かといって上昇の勢いが強まるわけでもなく終値は111.87円でした。

　今日の東京時間のハイライトは、オーストラリアの1-3月期の消費者物価指数です。RBA（豪準備銀行）には「利下げ」の噂がありますが、指標でインフレ率の伸び悩みが確認されたら、早ければ5月にも利下げとの見方が広がり、豪ドル売り材料になるでしょう。予想値は、前年比とも前回を下回っています。

　欧州時間はドイツ4月IFO企業景況感指数が発表されます。ユーロ売りが強まっているマーケットだけにこの指標は注目です。結果が良ければユーロ反発のきっかけにも。詳しくは「今日の注目通貨」をご覧ください。

　そして、北米時間の重要指標はカナダ銀行の政策金利発表。カナダ銀行は、いまだに引き締め姿勢を維持する数少ない中央銀行です。今回は据え置き予定ですが、今後利上げの意志があるのかそれとも（FRB[米連邦準備制度]のように）しばらく据え置きするかは微妙な状況。それだけにカナダ銀行の声明文には注目。資源通貨のカナダドルに原油高の追い風が吹き始める状況でカナダ銀行が強気見通しを示すなら一段のカナダ高もあるでしょう。