※この記事は2018年10月12日に公開したものです。
株式投資において、「失敗する人の心理と行動パターン」があります。株にのめり込んでいる方ほど、そのパターンにはまってしまっているのではと思います。株価の推移によって人はどのような心理になり、どういう行動をしてしまうのかを、いっしょに見ていきましょう。「自分だったら?」と想像しながら見てみてください。
失敗する人の心理と行動パターン
(1)ある個別株に注目
→「上がりそうだから、買いだ!」
【1,000円で買い】
(期待)
(2)1,200円に上昇
→「やっぱり自分の目は正しかった」
(自分は腕がいいかもと思っている)
(3)いったん1,100円に下落
→「売っておけばよかった。また1,200円になったら売ろう」
(まだ余裕)
(4)再度、1,200円に上昇
→「売却だ。200円分儲けた。やっぱりオレは天才だな。もう1回1,000円に下がったら買い直そう」
【1,200円で売却、+200円】
(株は簡単だと思っている。自信があり、やる気も十分)
(5) 1,300円に上昇
→「売らなきゃよかった。儲け損ねた」
(悔しさはあるものの、まだ余裕)
(6)さらに上昇し、1,400円に
→「くーっ! 1,200円で売るんじゃなかった。いい銘柄だし、買い直しだ!」
【1,400円で買付】
(損したと思うくらいの後悔。上がっていく状況に我慢できずに乗ってしまう)
(7)1,500円に
→「やっぱりオレの注目した銘柄はすごい!オレは天才だ!」
(気分は最高潮。自分の人生はすごいことになる!というくらいの高揚)
(8)その後、1,400円に
→「せっかく1,500円にいっていたのに。売っておけばよかった」
(高揚感は薄れている)
(9)1,300円に
→「もーっ! 1,500円で売ろうと思っていたのに。トントンの1,400円まで戻ったら売りだ」
(売り場を逃したことに後悔)