昨日（2017年04月12日）の動向

この日の米ドル/円はリスク回避の動きが強まり、東京時間に前日の安値を抜けて109.30円近辺まで下落。東京株式市場は全面安となり、日経平均は年初来安値を更新しました。ただ、約5ヵ月ぶりとなる109円台では押し目買いも強く、海外時間には109円台後半に反発。

シリア攻撃を巡って対立関係にあった米国とロシアは外相会談を開き、一応の合意点を見出したことが安心感となって、NY時間には109.86円まで上昇しました。

ところがその後、トランプ大統領が「ドルは強すぎる」と発言したことが伝わると米ドル/円は一転急落。東京時間の安値を下抜けて108.98円まで売られました。トランプ大統領のドル高牽制発言は、今回が初めてではありませんが、ドルが売られやすい地合で過剰気味の反応となりました。終値は108.98円（前日比-0.611円）。

トランプ発言で、1.0588ドルまで下げていたユーロ/ドルは、1.0674ドルまで急上昇。
ポンド/ドルも上昇しました。今週の英指標は堅調で、3月消費者物価指数（CPI）2013年9月以来の高い水準となり、2月ILO失業率は前月から横ばいだったものの、週平均賃金は+2.3％と市場予想を上回りました。指標の強さとドル売りを追い風にして、ポンド/ドルは10日の1.2365ドルを安値に1.2548ドルまで回復しました。

2017年04月12日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 109.608 109.867 108.986 108.989
ユーロ/円 116.215 116.541 115.930 116.228
豪ドル/円 82.177 82.367 81.767 81.957

米ドル/円　1時間チャート

米ドル/円　1時間チャート

ユーロ/円　1時間チャート

ユーロ/円　1時間チャート

豪ドル/円　1時間チャート

豪ドル/円　1時間チャート

本日（2017年04月13日）の展望

【米ドル/円】

レジスタンスは109.90円（2017年04月12日高値圏）、サポートは 108.55円（2016年11月17日安値圏）です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 109.90 110.95 108.55 107.75

米ドル/円　5分足チャート

米ドル/円　5分足チャート

【ユーロ/円】

ユーロ/円のレジスタンスは117.55円（2017年04月11日高値圏）、サポートは 115.55円（2016年11月14日安値圏）です。
ユーロ/ドルのレジスタンスは1.0689ドル（2017年04月05日高値圏）、サポートは 1.0569ドル（2017年04月10日安値圏）です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 117.55 118.05 115.55 114.95

ユーロ/円　5分足チャート

ユーロ/円　5分足チャート

【豪ドル/円】

レジスタンスは83.25円（2017年04月11日高値圏）、サポートは 81.10円（2016年11月18日安値圏）です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 83.25 83.90 81.10 80.25

豪ドル/円　5分足チャート

豪ドル/円　5分足チャート

  • ※ 上記各5分足チャートは、当日 2017年04月13日 現在のものです。
  • ※ コメント欄の語句について　R＝上値抵抗線　S＝下値支持線

本日（2017年04月13日）の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 15:00 (独) 3月消費者物価指数（CPI、改定値）(前月比) 0.2% 0.2%
★★ 21:30 (米) 3月卸売物価指数（PPI）(前月比) 0.0% 0.3%
★★ 21:30 (米) 前週分新規失業保険申請件数 24.5万件 23.4万件
★★ 23:00 (米) 4月ミシガン大学消費者態度指数・速報値 96.5 96.9
  • ※ 発表時間はいずれも東京時間
  • ※ 注目度は★低～★★★高で示します

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