本日の注目通貨
ドル/円:米中貿易協議は期限延長
金曜日のドル/円も狭い値幅の取引が継続。1日のレンジが0.45円に満たない日が6営業も続いています。
NY株式市場では、ダウ平均株価が終値ベースでは約24年ぶりとなる9週続伸となりましたが。しかしこのリスクオンのマーケットにもかかわらず、この日の高値は110.90円まで。111円台には2月14日以来乗せることができず、そろそろ買い疲れも見えてきそうです。ただ、安値も110.56円までと下も底固い。
NY株価上昇の背景には、米中貿易交渉の期待があります。トランプ大統領は習中国国家主席との首脳会談を3月に行う考えを示していて、つまり、3月1日の交渉期限を延長して話し合いを続けるということになります。交渉が良い方向に向かっていることを予感させ、追加関税発動の再延長、もしかすると撤廃という見方さえでてきました。
しかし、トランプ大統領は2020年の大統領選挙に向けて外交で得点を稼ぎたいと前のめりになっているようでもあり、対中強硬派との温度差も気になります。マーケットは、追加関税撤廃を含む米中貿易交渉決着を前提に動いているので、失望となれば厳しい反動が予想されます。
今週のウィークリー・ピボット
ドル/円:今週の下値メド110.14円、上値メド111.21円
第2レジスタンス111.21円
第1レジスタンス110.94円
ウィークリー・ピボット110.67円
第1サポート110.40円
第2サポート110.14円
2月のこれまで
高値は111.13円、安値は108.73円。
高値と安値の半値(50%)は109.93円。
先週の終値はその前の週に比べ0.21円のドル高/円高安。
先週の値幅は0.54円で、1日の平均値動きは0.47円。
2019年のこれまでの高値は111.13円、安値は104.01円。半値レベルは107.57円。