投資家のリターンを下げる最大の要因は…?
<個人投資家のリターンを下げる主な要因>
この図は20年間でのS&P500インデックスと投資家の平均リターンの差が何に起因しているかを表したものです。一番大きな要因はやはり、投資家の非合理的な行動で、全体の約半分を占めています。
つまり下がっている時の“パニック売り”と上がっている時の“熱狂的な買い”がそのパフォーマンスを下げる大きな原因です。またファンドのコストももちろんリターンを下げる要因になり、その次の原因として途中で現金化してしまうのもリターンを下げます。
これはファイナンシャルプランを立てていないために必要以上に運用にお金を回しているためか、衝動的な出費によって現金が必要になったためです。
繰り返しになりますが、保有ファンドの成績やコストよりも投資家自身の行動が運用リターンを下げてしまっているのです。ぜひ市場平均よりもリターンが出ていない投資家の方はファンドの成績などよりもマーケットに居続けることができたかどうかを振り返ってみてください。