しんた:高校2年生。中学からお年玉のお金で運用をしているインテリ高校生。クイズ研究部の部長

 

ひな:しんたの同級生。クイズ研究部の部員

 

 

先生:社会担当で、クイズ部顧問のくるみ先生

 

 

ファンド選びの注目ポイント

ひな:ファンドを選ぶときに、「資金流入しそうなファンド」として「人口」が重要なポイントだったよね(17話)。
しんた:この前、「人口1位」の「中国」を「中国A株」の観点で見たね。面白かった!(19話

先生:人口から経済を紐解くと、いろいろ分かりそうね。

しんた:今回は、「人口2位」のインドに注目しようと思うんだ。人口が同じくらいの「中国」と「インド」だけど、人口ピラミッドを見ると、全く違う形状なんだ。投資するならどっち?って聞かれると、思わず「インド!」って答えたくなるよ。

 

人口ピラミッドの比較

 まずは、インドの人口ピラミッドはこれ。

インドの人口ピラミッド

PopulationPyramid(2018年版)より楽天証券作成

ひな:きれいなピラミッドの形に見えるね。インドは若い人がちゃんと多いんだ。
先生:それは重要なポイントね。さらに、24歳以下は男子が女子よりも約0.5%多い。ということは、人口をざっと13億人とすると、男子は女子より650万人多いということ!

ひな:女子はモテモテだ!
しんた:男子は、大変だ!
先生:話が違うほうにいっているよ(笑)。

しんた:次に、中国の人口ピラミッドは、これ。

中国の人口ピラミッド

PopulationPyramid(2018年版)より楽天証券作成

ひな:24歳以下が少ないね。あと、男子のほうが多い!

先生:「一人っ子政策」の影響があると思う。若い世代が少ないと、今後の経済の発展が少し不安だね。
しんた:そうなんです。「人口ピラミッド」が国によって大きく違っていることが分かりました。
ひな:じゃあ、高齢社会の日本はどんな感じ?

日本の人口ピラミッド

PopulationPyramid(2018年版)より楽天証券作成

ひな:24歳以下がかなり少ない! でも、男子が少しだけ多い!

 

人口から読み解く

先生:ひなちゃんの動機はともかく、インドは若者が多いから、これから働く世代が増えていくね。若者が多いと「経済成長が促進される」と予測できるね。

しんた:中国と日本のグラフの形が似ているんだけど、インドは形が違うよね。例えば、10年後を考えると、インドは労働力が増加するけど、日本や中国はさらに高齢社会が進行する……。

ひな:「10年後に働き盛りの世代が増えている国」って、魅力的!
先生:そして、「10年後に経済が盛り上がる可能性が高いかも」と予想できるね。
ひな:インドも投資対象として面白そう!
しんた:次回、インドでどんなファンドがあるか、調べてきます!

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