本日のレンジ予測
毎ヨミ!FXトップニュース(11月20日)
20日のドル/円の終値は112.74円
前営業日に比べ0.19円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは、「くもり」です。
各国・各通貨トピックス
ダウ平均株価が一時640ドル超下落。終値も前日比551.80ドル安。感謝祭前のポジション調整も。
ドイツ株式相場は2016年12月以来の安値。
大幅続落。一時、約1年ぶりの水準となる52ドル台へ。世界景気後退による需要減少見通しで原油安。資源通貨カナダがドルに対して急落。
下げ止まらず、4,500ドル割り込む。
トランプ大統領、サウジとの関係重視。サウジ記者暗殺の批判控える。
テイラー・スウィフト、世界ツアー日本公演を東京ドームで開催。
今夜のメイ首相と欧州委員会のユンケル委員長との会談で、合意する見通しは全くなし。ノーディール・ブレグジット(合意なき離脱)のリスク、いよいよ高まる。
ホールデンMPC(金融政策委員会)委員「ノーディール・ブレグジットの兆候が早くも設備投資に現れている」
DUP(民主統一党)「現在の取り決めを無効にし、再考させる」
ノボトニーECB(欧州中央銀行)理事「ECBの資産買入れ終了でイタリア債利回りに影響でることも」
ディマイオ・イタリア副首相「イタリア債の利回り上昇はECBの政策のせいだ」
RBA(豪州準備銀行)議事録「現状で政策金利を変更する強い根拠はない」
RBA議事録「豪ドルの下落は経済の助けとなっている」
主要指標終値
本日の注目通貨
ドル/円:112円台で今月の安値を更新
ドル/円は粘り腰。一時112.31円まで下落して今月の安値を更新したあと、その後NY市場で112.84円まで反発しました。(チャート1)
先週末、クラリダFRB(米連邦準備制度理事会)副議長が世界景気と米経済に対して慎重な見通しを示したことをきっかけに、マーケットのセンチメントが変わったように思えます。火曜日のマーケットでNY株式市場は大幅続落、原油先物も年初来安値をつけました。仮想通貨も大きく下げています。もっとも、明日は米国人にとって大切な休日である感謝祭で、金曜日も実質NY市場は休みのためポジション調整もでたようです。いずれにしても、金融市場の多くが崩れる中でドルは健闘しているといえます。
これまでドルが「一人勝ち」状態を続けてきたのは、イタリア財政問題やブレグジットを抱えるユーロやポンドがドルの代わりになれないこともありますが、FRBが米経済に強気で、利上げを継続して行うという期待があったからです。
パウエルFRB議長は、10月3日に行われた講演で「米経済は極めて強い」との見解を示し、金融政策においては「まだ中立的な金利水準には遠い」として今後も利上げを継続する考えを明らかにしました。このときドル/円は年初来高値となる114.54円をつけています。
ところが、パウエルFRB議長とクラリダ副議長は、FRBのタカ派のイメージを必要以上に強く印象づけてしまったことを反省し、ここにきて軌道修正を急いでいます。それが先週末から続いている連銀総裁の慎重とも受けとれる発言につながっているようです。
ところで、今年のもうひとつのテーマは、何度もリスクオフを引き起こした負の材料代表ともいえる、トランプ大統領が仕掛ける貿易戦争。11月30日から開かれるG20でトランプ大統領と中国国家主席の会談で打開に向けた前進があれば、ドル/円が大きく反発する可能性も大です。
豪ドル/円:下げ加速
世界景気、とりわけ中国の景気に敏感な豪ドルは、株式市場や原油価格の下落を嫌気して下落。先週金曜日(16日)に0.7337ドルまで上げていた豪ドル/ドルは0.7211ドルまで下げました。また豪ドル/円は円高もあって下げが目立ち、81.28円まで売られました。(チャート2)
トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!
21日:南アCPI、米耐久財受注、ミシガン大学消費者態度指数など
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。