本日のレンジ予測
毎ヨミ!FXトップニュース(11月14日)
14日のドル/円の終値は113.82円
前営業日に比べ0.17円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは、「くもり」です。
各国・各通貨トピックス
ダウ平均株価は4日続落。一時210ドル超上げるも、その後ハイテク株中心に350ドル超下落。
パウエルFRB議長「米経済の状態に満足」
パウエルFRB議長「FRBは通商問題の影響を感じていない」
パウエルFRB議長「インフレが制御不能にならないようにしなければいけない」
山火事の被害でカリフォルニアの公益法人PG&Eが破たん懸念。
米社債スプレッドが9カ月ぶりの大幅拡大。GEの社債下落が市場を冷やす。
米CPI(消費者物価指数)コア 前年比2.1%、予想下回る。
ペンス副大統領「中国は態度を改めるべき」
バルニエEU首席交渉官「移行期間は延長することも可能」
バルニエEU首席交渉官「アイルランド国境問題の解決方法を見つけた」
ドイツ7-9月期GDP前期比▲0.2%、予想下回る。欧州景気減速のサイン。
EUはイタリアの財政赤字を容認か。
米国が自動車関税を検討、対象国リストには日本も含まれる可能性。
主要指標終値
本日の注目通貨
ドル/円:一時113円台前半まで下落
水曜日のドル/円は東京時間にかろうじて114円にタッチしたもののその先に進めず、NY時間には一時113.30円まで大きく下げました。米中間選挙が終わった安心感と、FOMC(米連邦公開市場委員会)の利上げ期待に支えられたドル買いが先週から続いていたのですが、ダウ平均株価が4日続落しているのを見て、米経済の先行きに対してマーケットがあまり楽観的になれないと考え始めたことも理由。
ドル/円は、これまで4営業日連続で114円以上で高値をつけていますが、そのうち3営業日連続で終値は113円台に押し戻されています。今日のマーケットで再び114円台に戻せるか、というのがポイントになると思います。
なお、今朝(15日)、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長から「米経済の状態にとても満足している」との前向きの発言がありましたが、マーケットの反応は限定的でした。
ポンド:ブレグジット相場、これからが本番
英国の保守党は水曜日、閣僚会議を開き、メイ首相がEU(欧州連合)側と握ったブレグジット草案を討議しました。そして日本時間未明、メイ英首相はEUとの合意案が承認されたことを発表。EU側からも、ユンケル欧州委員長が「離脱交渉で大きな進展があった」との発言ありました。
閣僚会議は5時間近く続いたのですが、その間、マスコミが反対議員数名が辞任するとの噂を流したため、ポンドが大きく乱高下。期待と不安が交互に現れるなかでポンド/ドルは1.2882ドルまで急落したあと1.3069ドルまで急反発、ポンド/円も146円前半から148円後半までの3円近いレンジで上下しました。
ソフトブレグジット寄りの提案が承認されたことで、乱高下したわりには1日を終えてみると前日終値とほぼ同水準。暴落は回避されたのですが、ポンドにとってはこれから週末にかけてが正念場。メイ首相には、英議会で承認を得るという高いハードルが待ち構えているからです。
与党保守党に閣外協力をしている北アイルランドの地域政党・DUP(民主統一党)は、アイルランド国境問題(ハードボーダー)に関するメイ首相の提案に強い反対を表明しています。DUPが保守党と袂を分かつことになれば、保守党は議会で過半数を維持できなくなります。
また、離脱派の議員がメイ英首相に対する不信任案の提出、残留派の一部議員は辞職という可能性も高まっています。ブレグジット案を巡り、英国の政局が流動化するリスクが高まっている状況で、ポンドもまだ不安定な状態が続きそうです。
トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!
15日:米小売売上高、メキシコ政策金利など
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。