本日のレンジ予測
毎ヨミ!FXトップニュース(11月5日)
5日のドル/円の終値は113.20円
前営業日に比べ0.01円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは、「くもり」です。
各国・各通貨トピックス
ナスダック大幅下落。iPhone XRの増産計画中止でアップル先導して下げる。
アマゾン、二本社制を検討。
米国、対イラン経済制裁を再開。日本や中国は石油禁輸の一時免除認められる。
NY原油先物は前日比ほぼ変わらず。
ポンド急上昇。英国が関税同盟に残るとの一部報道で。
ユーロ圏財務相がイタリアに予算案修正を呼びかけ。イタリアは応じる気配なし。
黒田日銀総裁「現在の大幅な金融緩和を粘り強く継続」。
習国家主席、米国の貿易政策を批判。「世界は保護主義に反対すべき」
主要指標終値
本日の注目通貨
ドル/円:113円台前半
週明け月曜日のドル/円は113円台前半の狭いレンジでの取引となりました。東京時間午後に113.34円をつけ、NY時間に113.08円まで下押し。終値は113.20円(チャート1)
米国の中間選挙が過ぎれば、マーケットの関心は再び貿易戦争に戻るでしょう。実際、為替市場と株式市場が何を一番気にしているかと言えば、関税問題です。トランプ大統領が先週、中国との合意は間近だと語り、貿易条件について草案づくりに入ったと伝わると、マーケットにリスクオンの火が灯りました。
しかし、中国が唯々諾々と米国に従うと考えるのは楽観的すぎるでしょう。中国には貿易戦争を戦う体力がまだ残っているし、面子もあります。習国家主席は今後15年で40兆ドルの輸入をすると、購買力が健在であることをアピールしました。
一方、米国の雇用統計に貿易戦争の影響は今のところ見られず、トランプ大統領も弱気になる理由がありません。中間選挙の結果次第ではさらに先鋭化することもありえます。通商交渉がまとまらなければ、中国からの全輸入品に25%の関税という事態に発展する可能性さえあり、そうなれば、マーケットは一気にリスクオフに切り替わるでしょう。
では、中間選挙前に主要通貨ペアのサポート(下値支持)とレジスタンス(上値抵抗)を確認しておきます。ベースは、ウィークリー・ピボットです。
では、まずはドル/円から。
今週のウィークリー・ピボット
第2レジスタンス114.39円
第1レジスタンス113.80円
ピボット112.79円
第1サポート112.19円
第2サポート111.18円
10月の高値は114.55円
10月の安値は111.38円
高値と安値の半値(50%)は112.963円。
10月の終値は9月の終値に比べ0.73円のドル安/円高。
10月の値幅は3.17円で、1日の平均値動きは0.72円。
2018年のこれまでの高値は114.55円、安値は104.61円。半値レベルは109.58円。
ユーロ/ドル:ウィークリー・ピボットは1.1382ドル
ユーロ/ドルは1.13ドル半ばが底固く、NY時間午後には1.1424ドルまで反発。
今週のウィークリー・ピボット
第2レジスタンス1.1535ドル
第1レジスタンス1.1462ドル
ピボット1.1382ドル
第1サポート1.1308ドル
第2サポート1.1228ドル
10月の高値は1.1623ドル
10月の安値は1.1302ドル
高値と安値の半値(50%)は1.1463ドル。
10月の終値は9月の終値に比べ288ポイントのユーロ安/ドル高。
10月値幅は321ポイントで、1日の平均値動きは75ポイント。
2018年のこれまでの高値は1.2555ドル、安値は1.1301ドル。半値レベルは1.1928ドル。
ユーロ/円:ウィークリー・ピボットは128.50円
第2レジスタンス130.57円
第1レジスタンス129.74円
ピボットは128.50円
第1サポート127.67円
第2サポート126.43円
10月の高値は132.46円
10月の安値は126.64円
高値と安値の半値(50%)は129.55円。
10月の終値は9月の終値に比べ4.10円のユーロ安/円高。
10月の値幅は5.83円で、1日の平均値動きは1.05円。
2018年のこれまでの高値は137.50円、安値は124.62円。半値レベルは131.06円。
ポンド:メイ首相の「密約」でポンド急上昇
一方ポンドは大幅上昇。メイ首相が、EU(欧州連合)離脱後も、英国全体が関税同盟にとどまるという密約をEUと交わしたとの報道がきっかけ。実現すればブレグジットの最大級の問題となっているアイルランドに物理的な国境を設置するハードボーダー問題が解決するわけで、ポンドは1.3055ドル、ポンド/円は147.82円まで一気に買われました。
その他主要通貨ペアのウィークリー・ピボット
トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!
6日:RBA政策金利、ドイツ、欧州PMIなど
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。