人気ブログ『いつか子供に伝えたいお金の話』を運営する虫とり小僧さんインタビューの後編をお届けします。今回はリーマンショックで投資資産を半分に減らしたときのエピソードや、バランスファンドにこだわる理由、つみたてNISAの魅力などについて聞きました。

 

大きな損失を出しても自信は揺らがなかった

──前回、リーマンショックで大きな含み損を抱えたとおっしゃいましたが、具体的にはどれくらいですか。

 

  それまで積み立てた分が半分に減ってしまったという感じです。

──すでにご結婚されていたようですが、奥様の反応は?

 うちでは万が一、投資に失敗しても家族に迷惑がかからないよう、生活に必要なお金と投資にまわすお金を分けています。それもあって、特に何も言われませんでしたね。僕のことを信用してくれているようでした。

──でも、投資なんてしなければと後悔しませんでした?

 それは全くなかったですね。というのも金融情勢がよくなったり悪くなったりするのは当たり前のことですから。バブルが起きて崩壊し、国が金融緩和に乗り出し、しばらくして回復に向かう──。どんな国もこれを繰り返しています。もちろんリーマンショックは世界中の金融市場がマヒしてしまうような大きな出来事でしたが、それでもいずれ回復するという確信があったので、焦るようなこともありませんでした。

──一時的に資金を引き揚げようともしなかった?

「すぐに売却したほうがいい」という専門家が多かったのは事実です。「米国経済は死んだも同然なのだから一刻も早く見切りをつけるべき」などと声高に叫ぶ人もいました。でも、そういう声は無視しました。というか、僕はむしろ逆で、リーマンショックで暴落した後、追加投資してるんです。まあ、機械的なリバランスであったとも言えますが。

──月々の積み立てとは別にスポット買いされた?

 そういうことです。結果的にはこれが大正解でした。ある程度まとまった額を投じたこともあり、数年後、大きな利益を得ることができました。ただし、暴落時に追加投資を行うのは、リスクを積み増しすることになるので、あまりオススメはできません。とくに初心者は避けたほうがいいと思います。

──いずれにしても自信が揺らぐことはなかったわけですね。

 前回、お話ししたように投資を始めた当初は、興味もあったので勉強しましたからね。普段なら絶対に手にしないような経済学の専門書などもけっこう読みましたし。その手の本は直接、投資活動に役立つわけではありませんが、社会や経済のからくりが見えてきたりするので、読んでおいてよかったと思います。