本日のレンジ予測
毎ヨミ!FXトップニュース(10月10日)
10日のドル/円の終値は112.30円。
前営業日に比べ0.66円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは、「雨」です。
- USD:米小売大手のシアーズが破産申請
- USD:テイラー・スウィフトが民主党支持を表明。米中間選挙にも影響か
- USD:大型ハリケーン・マイケルがフロリダ上陸。200万人が避難。原油価格上昇も
- CNY:中国のハッキング目的のチップが米通信大手のネットワークで見つかる
- VEB:ベネズエラのハイパーインフレ加速、年内に137万パーセント物価上昇か
主要指標終値
本日の注目通貨
ドル/円:111円台へ接近
水曜日のドル/円は、欧州時間序盤に113.28円前半まで反発したものの、週前半に下げた痛手から回復できず伸び悩みました。
NY時間になって、ダウ平均株価が史上3番目の下げ幅を記録。この大幅下落の背景には、2011年来の水準まで高くなった米長期金利や、中国のハッキング疑惑の取り沙汰で米中貿易摩擦がさらに深刻化することへの懸念があります。これをきっかけにポジション調整も兼ねた全体的なドル売りの流れが強まり、113円を下抜けたドル/円は11日の東京市場の112.28円まで急落しました。11日の東京市場の朝にはさらに112.10円まで下落しています。(チャート1)
ユーロ/ドル:1.15ドル半ばに戻す
イタリアの赤字予算は、EU(欧州連合)だけではなく、議会予算局やイタリアの中央銀行からもいっせいに批判を浴びています。しかしポピュリストである連立与党は譲歩する様子なし。問題に解決の兆しは見えませんが、水曜日のユーロ/ドルはドル下落の動きで反発、1.14ドル後半から1.1545ドルに戻しました。(チャート2)
ポンド/ドル:反発
英国とEU(欧州連合)が離脱条件で合意間近との期待からポンド/ドルは1.3215ドルまで今月の高値を更新。1週間前は1.2922ドルまでポンド安だったことを考えると、大幅反発といえます。とはいえ、英国とEUとの交渉は難航していて、結局はノーディール・ブレグジット(合意なき離脱)になってしまった、ということになれば、再び売りが強まるでしょう。(チャート3)
豪ドル/円:79円割れ間近
豪ドル/ドルの戻しで一時80.59円まで回復した豪ドル/円は、その後ドル/円の急落に連れて79.04円まで大幅下落。この下の目処は年初来安値の78.69円になります。(チャート4)
トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!
米CPI(消費者物価指数)など
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。