少額でも分散効果が期待できる金鉱株ファンド

表1の「ブラックロック・ゴールド・ファンド」は、金に直接投資するファンドではなく、金鉱株(金を採掘する企業の株式)に投資するファンドです。金鉱株の特徴は、金価格の変動よりも株価の変動が大きいことにあります。この理由は、金価格の変動よりも、金価格の変動が金鉱企業の業績に与える影響のほうが大きいため、株価も大きく変動することにあります(レバレッジ効果)。同ファンドは「為替ヘッジなし(為替リスクがある)」のファンドですが、為替の変動よりも株価の変動のほうが大きいため、図2のように為替ヘッジ付きの金関連ファンドに似た方向の値動き、かつ金関連ファンドよりも振れが大きい値動きが期待できます。金鉱株ファンドは値動きが非常に大きいため、ポートフォリオに少額組み入れただけでも分散効果が期待できることに投資妙味があります。

図2:金に投資するファンド(為替ヘッジあり)と金鉱株ファンド(為替ヘッジなし)の値動き

※ 金に投資するファンドは「ステートストリート・ゴールドファンド(為替ヘッジあり)」、金鉱株ファンドは「ブラックロック・ゴールド・ファンド」。各ファンドの値動きは、2014年12月末を10,000として指数化。

金関連ファンドは積立投資がおすすめ

金関連ファンドは、相応に値動きが大きいファンドのため、大きな金額を一括投資するときには投資タイミングが問われます。おすすめとしては、「何かが起こる前」から少しずつ積み上げていく、つまり積立投資で始めると良いでしょう。株価下落、円高リスクをヘッジするツールとして、上手く活用してほしいと思います。