本日のレンジ予測
毎ヨミ!FXトップニュース(8月6日)
6日のドル/円の終値は111.40円
前営業日に比べ0.13円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは、「くもり」です。
- USD:ホワイトハウス「100社以上がイランの市場から撤退することに同意」
- USD:イラン大統領「米国と交渉する用意がある」
- EUR:EU(欧州連合)「米国のイラン制裁は極めて遺憾」
- CAD:サウジアラビア、カナダとの貿易や新規投資を停止
主要指標終値
本日の注目通貨
トルコリラ/円:米国とトルコの深刻な対立
トルコリラ/円は、NY市場で1リラ=20.41円まで下げて、再び過去最安値を更新。終値ベースでは8営業日連続の下落となります(チャート1)。
トルコが拘束している米国人牧師の解放問題を巡る、米国とトルコ対立が背景。米国は、トルコ閣僚の米国内資産を凍結する経済制裁を発表しましたが、トルコも対抗措置をとると表明しています。トルコが米国のイラン制裁に応じないことや、ロシアや中国との通商関係を深めていることも、トランプ政権は気に食わないようです。
ドル/円:111円台で小動き
ドル/円は1ドル=111円台なかばでの取引が終日続きました。安値は111.16円、高値は111.52円。
終値は111.40円で3営業日ぶりプラス(チャート2)。
トレード前に必ずチェック!今週発表の重要指標!
7~10日:RBA、RBNZ、日英GDP、米CPI、カナダ雇用統計
RBA(豪準備銀行)とRBNZ(NZ準備銀行)の政策金利発表で、今週は豪ドルとNZドルに注目です。経済指標では、日本と英国のGDP(国内総生産)が前期比で拡大の予想。その他、米国のCPI(消費者物価指数)、カナダの雇用統計の発表があります。中国の貿易収支は、貿易戦争で特に注目。人民元安は今後さらに進むと予想が多くなっています。その影響は、通商関係の深い豪ドルやアジア通貨にも及ぶことになるでしょう。
RBA(豪準備銀行)政策金利
RBAは政策金利を現行の1.5%に据え置く予想。第1四半期の豪インフレ率はやや弱めでしたが、今週10日公表の四半期金融政策報告で、下方修正はないと考えられていて、金融政策の見通しは「中立」を維持。いまのところRBAの姿勢が「弱気」に後退することはないでしょう。
ロウRBA総裁は、「次に政策変更をする時は、利上げ」の可能性と述べています。ただし急ぐ様子はなく、RBAはインフレ加速がはっきり確認できるまで、現行の金利水準を維持する方針。利上げは早くて2019年の第1四半期以降の予想です。
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。