本日のレンジ予測

[本日のドル/円]

上値メドは112.18

下値メドは110.64

今朝の天気マークは「雨」

天気の判定基準くわしくはコチラ

 

毎ヨミ!FXトップニュース(8月3日)

3日のドル/円の終値は111.26円

 前営業日に比べ0.38円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは、「雨」です。

  • USD:中国が報復関税発表。米国製品600億ドル相当に最大25%の税率
  • USD:中国は米国のLNG(液化天然ガス)に追加関税。米国のLNG業界に大打撃か
  • USD:クドローNEC(米国家経済会議)委員長「中国の経済や通貨は弱い」
  • USD:ロス米商務長官「中国にもっと痛みを与える必要がある」
  • CNY:中国人民銀行は、中国からの資金流出防止を目的に、人民元売り為替先物取引を規制
  • EUR:イタリア国債利回りが急騰。予算案巡る与党内の対立で再選挙の可能性も
  • GBP:カーニーBOE(英国中央銀行)総裁「ノーディール・ブレグジットのリスクは高い」

主要指標終値

※高値、安値は終値ベース

 

本日の注目通貨

ドル/円:米雇用統計はおおむね良好も、今後に不安を残す

 金曜日のドル/円は111円台で推移。欧州時間序盤に111.87円まで上げましたが、112円には届かず。雇用統計発表後には売りが強まり、111.10円まで下げました。米中の貿易摩擦に解決の糸口が見えないこともドル/円の売りを誘いました(チャート1)。

 米国の7月雇用統計は、NFP(非農業部門雇用者数)が15万7,000人の増加で、事前予想より5万人近く少ない結果となりました。ただ、夏休みシーズンという季節的要因が大きく、トレンドとしての雇用市場の強さは継続。平均労働賃金は前月比0.3%に上昇、失業率は3.9%に低下しました。

 特に目を引いたのは、製造業の雇用が3万7,000人に増加したこと。伸び率としては20年ぶりの高さで、貿易戦争の影響を感じさせない非常に頼もしい数字と言えます。問題はこの状況がいつまで続くかということ。中国は米国のLNGに関税を検討していますが、米国のエネルギー産業のレイオフ(一時解雇)が増えることも予想されます。今後の推移を見守る必要があります。

 今回の雇用統計でエコノミストが指摘しているのは、不完全雇用率が7.8%から7.5%へ、17年ぶりの水準まで下がったことです。不完全雇用とは、フルタイムの職を望みながらパートタイムで勤務する状態や、自らの技能水準以下の仕事に従事すること。この割合の縮小は米労働市場の「たるみ」が解消されていることを示しているわけで、失業率の低下よりも重要な意味を持っています。

 今週のピボットは111.38円。第1サポート110.61円、第2サポート109.96円。第1レジスタンス112.03円、112.80円。

 7月の高値は113.17円、安値は110.28円。高値と安値の半値(50%)は111.72円。

 先週の終値はその前の週に比べ0.26円のドル安/円高。

 先週の値幅は1.42円で、1日の平均値動きは0.66円。

 2018年のこれまでの高値は113.37円、安値は104.61円。半値レベルは108.99円。

 

ユーロ/ドル:6月29日以来の安値

 ユーロ/ドルは3日続落。イタリアリスクの再浮上や貿易戦争のエスカレートでマーケットのセンチメントはリスクオフ。幅広い売りでユーロ/ドルは1.16ドル前半から1.1559ドルまで下げ、1カ月ぶり以上の安値をつけました。

 今週のピボットは1.1623ドル。第1サポート1.1501ドル、第2サポート1.1437ドル。第1レジスタンス1.1687ドル、第2レジスタンス1.1809ドル。

 7月の高値は1.1790ドル、安値は1.1574ドル。高値と安値の半値(50%)は1.1682ドル。(チャート2)

 先週の終値はその前の週に比べ、91ポイントのユーロ安/ドル高。

 先週の値幅は186ポイントで、1日の平均値動きは95ポイント。

 2018年のこれまでの高値は1.2555ドル、安値は1.1507ドル。半値レベルは1.2031ドル。

 

ユーロ/円:7月5日以来の安値

 今週のピボットは129.49円。第1サポートは127.84円、第2サポート126.98円。第1レジスタンス130.35円、第2レジスタンス132.00円。

 7月の高値は131.98円、安値は128.42円。高値と安値の半値(50%)は130.20円。(チャート3)

 先週の終値はその前の週に比べ0.70円のユーロ安/円高。

 先週の値幅は2.51円で、1日の平均値動きは0.78円。

 2018年のこれまでの高値は137.50円、安値は124.62円。半値レベルは131.06円。

 

天気の判定基準とは?

天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。

・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。

・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。

・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。


※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。

※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。