1996年(平成8年)7月20日
国連海洋法条約が発効、「海の日」スタート
1996年7月20日、国民の祝日として「海の日」が始まりました。海洋法に関する国際連合条約(国連海洋法条約)の日本での発効に合わせたものです。
7月20日はもともと「海の記念日」でした。明治天皇が東北行幸の帰路、船旅で横浜港に戻られた日です。
海の日が始まる前まで、5月の大型連休が終わると、次の祝日は9月の敬老の日。この間の4カ月あまりのほぼ真ん中に祝日を設けよう、という気運が与野党の枠を超えて盛り上がり、海の記念日の祝日化が実現しました。
2003年には祝日を月曜日に移動して3連休を増やす、通称「ハッピーマンデー法」によって7月第3月曜日が海の日になりました。ただ、2020年に限って、海の日は東京五輪開会式の前日である7月23日の木曜日に移されます。翌24日の開会式には、現在10月第2月曜日の体育の日が「スポーツの日」と名前を変えて移動してきます。
「海の日は7月20日が好ましい」という意見があります。一方、「月曜に固定してレジャー需要を喚起した方がいい」という意見もあります。