本日のレンジ予測
毎ヨミ!FXトップニュース(7月3日)
3日のドル/円の終値は110.58円
前営業日に比べ0.28円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは「雨」です
- AUD:RBA(豪州準備銀行)、政策金利を現行の1.50%に据え置き
- SEK:スウェーデン中央銀行、政策金利を現行の▲0.50%に据え置き
- GBP:サンダースMPC(金融政策委員会)委員「市場予想より早めの利上げが必要」
- NZD:RBNZ(NZ準備銀行)は、NZ成長見通しを下方修正する公算
- CNY:中国人民銀行総裁「人民元を安定的に維持する」
主要指標終値
本日の注目通貨
ドル/円:111円にステイできず
東京時間のドル/円は堅調。110円台後半からスタートして、前日高値の111.06円を上に抜けると111.13円まで上昇、5月22日の高値(111.18円)に接近しました(チャート1)。
しかし、貿易戦争の懸念で、上値追いにはマーケットも慎重になっており、この日も111円台の足場を固めることができなかったドル/円はNY時間になって110.51円まで下落。米国の独立記念日前日でNYの株式、債券市場は短縮取引で、その後はもみ合いとなり当日安値圏の110.58円で引けました。
豪ドル/ドル:RBAは弱気も、豪ドルは2017年安値から買い戻し
RBAは、この日の会合で政策金利を1.50%に据え置くことを決定。同時に発表されたRBA声明にも目新しい内容はありませんでした。
しかし、RBAが豪ドル安を容認していることは明らか。現在の豪ドル/ドルは、2017年度の最安値圏まで下がっているのですが、声明では「豪ドルは少し下落した。レンジの範囲」と述べるにとどまりました。方向は一段の豪ドル安でしたが、イベント終了の買戻しで豪ドル/ドルは0.73ドル前半から0.7403ドルまで一気に上昇。豪ドル/円も81円割れ間際から一時82.07円まで反発しました(チャート2、3)。
また、前回のRBA声明から、「次に政策変更をする場合、利上げとなる可能性」という文言が削除されていますが、この件についての説明はありませんでした。ロウ・RBA総裁は依然として次回の方向は利上げ、との見解を示しているものの、RBAの内部では意見が分かれていると推測されます。
トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!
4日:豪州貿易収支、中国、ドイツ、欧州、英国PMI
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。