本日のレンジ予測
毎ヨミ!FXトップニュース(6月19日)
19日のドル/円の終値は110.07円
前営業日に比べ0.47円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは、「雨」です。
- USD:トランプ米大統領、新たに2,000億ドル(約22兆円)分の中国製品に追加関税を指示
- USD:中国商務省「米国が追加関税なら、対抗措置を取る」
- USD:トランプ大統領、米韓軍事演習を中止
- EUR:欧州で新たな政治リスクが浮上。ドイツ連立与党が分裂危機
- EUR:ドラギECB(欧州中央銀行)総裁は利上げに慎重。「利上げ開始決定まで忍耐強く待つ」
- GBP:メイ英首相退陣も。英議会内のブレグジット賛成派と反対派の対立が深刻
- AUD:RBA(豪州準備銀行)議事録に利上げ気配なし。「低金利が経済を支援。政策据え置きは整合的」
- GOLD:世界情勢の悪化に無反応。安全資産としての役割果たせず
- TRL:トルコのエルドアン大統領「投資を促進するためには利下げが必要」
主要指標終値
本日の注目通貨
ドル/円:一時109円台の円高
ドル/円は東京時間に急落。米中貿易戦争のエスカレートを嫌気して110円を割ると、そのままスルスルと値を下げ109.55円まで下落。欧州時間からは徐々に回復して、なんとか110円台に戻して引けましたが、上値が重くなっている状況(チャート1)。
政治問題を抱えるユーロやポンドをクロス円で売る動きも円高を加速させました。いつまでたっても111円に戻れなかったドル/円にマーケットが見切りをつけたせいもあります。
南アランド:2017年の最安値に接近
6月18日の為替ウォーカーでも触れましたが、米国の利上げと、世界貿易戦争でリスクセンチメント後退がダメージとなって新興国通貨は下落(チャート2)。
南アランドは7.87円まで大きく下落。昨年11月に米格付け会社S&Pが南アフリカの格付けを投機的(投資不適格)とされる「BBプラス」に引き下げた以来の安値をつけました。次のターゲットは2017年の安値7.74円。
トルコリラ/円:選挙を前に過去最安値圏へ
週末に選挙を控えるトルコリラ/円も23円を割り22.96円まで下落、再び過去最安圏に突入しています(チャート3)。
トルコリラ/円は、今月7日にCBRT(トルコ中央銀行)が予想外の利上げを実施したことで下落に歯止めがかかったかに見えました。ところが、トルコのエルドアン大統領がこの日「金利は引き下げる」などと金融政策に介入する発言をしたことで、再びリラ安に向かっています。
本日の注目イベント
20日:黒田日銀総裁、ドラギECB総裁、パウエルFRB議長の発言、南アCPI
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。