本日のレンジ予測
毎ヨミ!FXトップニュース(6月18日)
18日のドル/円の終値は110.54円
前営業日に比べ0.13円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは、「くもり」です。
- OIL:サウジアラビアとロシアが原油の増産に向けて協議。イランは反対
- EUR:メルケル独首相が窮地に。移民政策を巡り連立解消の危機
- EUR:スウェーデン極右政党、EU(欧州連合)離脱を問う国民投票を要求
- USD:アトランタ連銀総裁「今年は合計3回の利上げが適切」
- USD:トランプ米大統領「米国は移民収容所ではない」
主要指標終値
本日の注目通貨
ドル/円:110円台半ばでこう着
週明けのドル/円は静かなスタート。110.30円から110.67円までの狭いレンジの取引に終始しました。方向はまだ上を向いていますが、貿易戦争の影響で米経済自体の先行きにも不安が出始めていて、111円を手前にドル買いには慎重なもよう(チャート1)。
明日の朝は4月に開催された日銀金融政策決定会合の議事要旨が公表されます。この時の金融政策決定会合で日銀は政策の現状維持を決定。ただ、物価見通しには大きな変更がありました。
日銀が2019年度頃としていた物価目標2%の達成時期を経済・物価情勢の展望(展望リポート)から削除したのです。黒田東彦総裁が2013年から唱えてきた「2年で2%」の物価目標を事実上、放棄したということで、日銀の緩和政策が手詰まり状態になっていることを認めたとも言えます。
ユーロ/ドル:ドイツで政治不安
先週ECB(欧州中央銀行)会合で6月の高値と安値を同時につけたユーロ/ドルは、1.16ドル前半で上値が重い状況(チャート2)。
ドイツでは、対外的には米国との貿易戦争、国内的には移民政策をめぐる与党内の対立が連立解消まで発展しつつあり、メルケル首相の立場が苦しくなっています。ドルの代替としてユーロを買う動きはまだ見られません。
ユーロ/円
ECBの会合後に130円台から暴落してからの回復は鈍く、戻りはこれまでのところ128.51円まで(チャート3)。
本日の注目イベント
19~22日:BOE政策金利、スイス政策金利、欧州PMI、日・カナダCPI
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。