本日のレンジ予測
毎ヨミ!FXトップニュース(6月13日)
13日のドル/円の終値は110.35円
前営業日に比べ0.02円のドル安/円安高だったので、今朝の天気マークは、「くもり」です
- USD:米利上げ、政策金利を1.75~2.00%へ
- USD:FOMC声明文から「しばらくの間、低金利続ける」の文言削除 。米景気と利上げ見通しに強気
- USD:パウエルFRB議長「2019年1月から全てのFOMC会合後に会見を行う」。利上げ実施に柔軟性
- OIL:トランプ米大統領「石油価格は高過ぎ」
- OIL:イラン「トランプ大統領がOPECに圧力を加えることはできない」
- AUD:ロウRBA(豪州準備銀行)総裁「利上げはしばらく先になる」
- GBP:5月CPI(消費者物価指数 )前年比2.4%、原油高でもインフレ伸びず
主要指標終値
本日の注目通貨
ドル/円: FOMC利上げも111円届かず
FOMC(米連邦公開市場委員会)直後のドル/円は110円台半ばから110.84円までジャンプ、5月23日以来の高値をつけました。ピボットで計算したレジスタンスでぴったり止まったわけですが、その後失速してこの日の安値となる110.27円まで下落しました。
FOMCは日本時間の今朝3時、政策金利であるFF(フェデラルファンド)金利の誘導目標を1.75~2.00%に引き上げることを発表しました。また、FOMC声明文からは「当面の間、金利は低い水準にとどまる」という文言を削除。
FOMCメンバーが予想する年末の金利予想は、3月末時点の2.1%から2.4%へ上昇しました。年内の利上げ回数がこれまでの全3回から4回に増える可能性が高まり、9月利上げはさらに確実になり、12月利上げも織り込み始めています。
記者会見のパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長は、米国経済の見通しに自信。ただ、非常に強気なFOMC声明や金利見通しに比べると控えめな印象で、いったんはドルの利食い売りが出ました。貿易戦争が気になって積極的にドルを買い進めないという事情もありました。
ユーロ:今夜、いよいよECB会合
FOMC後のユーロ/ドルは1.1725まで急落しましたが、すぐに戻し1.1800ドルを回復、この日の高値をつけました(チャート2)。
ECB(欧州中央銀行)は、今夜の会合で政策金利を現行の0.0%に据え置く方針。欧州経済の強気見通しとイタリア政治リスクのなかで、ドラギ総裁には、マーケットを強気にも弱気にも過度に傾かせないような気配りの効いたコメントが求められるでしょう。
量的緩和の終了時期については当初予定の9月から3カ月延長して、12月になる予想。ただ、最終決定は次回7月の会合まで持ち越しとなりそうです。
本日の発表の重要イベント!
14日:ECB、豪失業率
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「くもり」80日でした。