・今回は「大豆」に関連する国について解説します
・複数のヒントをもとにクイズにトライして、大豆の基礎知識を身につけましょう

今回は、「大豆(だいず)関連国」に注目

 前回はとうもろこしの生産国に注目しましたが、今回は、同じ穀物の大豆について、生産国・輸出国・輸入国・消費国の状況を探ります。

 目下、米中の貿易戦争についてのニュースが飛び交っています。その貿易戦争の重要なキーワードである「大豆」について、中国が世界No1の大豆消費国・輸入国、アメリカが世界屈指の大豆生産国・輸出国であることを確認してみましょう!

 

大豆の用途について

出所:東京商品取引所の資料より筆者作成

 世界規模でいうと、大豆は主に、わたしたち人間が口にする納豆や豆腐の原材料ではなく、家畜のえさとして用いられています。大豆は“圧搾(あっさく)”時にすりつぶされ、その時に得られる粕(ミール)は家畜のえさの副原料として、油はてんぷら油、マーガリン、マヨネーズの原料、ときには印刷インク、塗料、バイオ燃料などに用いられます。