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コモディティ☆クイズ【8】「大豆関連国(地図付)」の世界シェアは?
吉田 哲
商品先物取引入門講座
商品先物取引とはどんな取引なのでしょうか?なかなか取引を行うまでには至らない、ちょっとハードルが高い存在・・・と感じる方も多いと思います。このコラムでは、「そもそも商品先物取引と…

コモディティ☆クイズ【8】「大豆関連国(地図付)」の世界シェアは?

2018/4/6
・今回は「大豆」に関連する国について解説します
・複数のヒントをもとにクイズにトライして、大豆の基礎知識を身に付けましょう
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・今回は「大豆」に関連する国について解説します
・複数のヒントをもとにクイズにトライして、大豆の基礎知識を身につけましょう

今回は、「大豆(だいず)関連国」に注目

 前回はとうもろこしの生産国に注目しましたが、今回は、同じ穀物の大豆について、生産国・輸出国・輸入国・消費国の状況を探ります。

 目下、米中の貿易戦争についてのニュースが飛び交っています。その貿易戦争の重要なキーワードである「大豆」について、中国が世界No1の大豆消費国・輸入国、アメリカが世界屈指の大豆生産国・輸出国であることを確認してみましょう!

 

大豆の用途について

出所:東京商品取引所の資料より筆者作成

 世界規模でいうと、大豆は主に、わたしたち人間が口にする納豆や豆腐の原材料ではなく、家畜のえさとして用いられています。大豆は“圧搾(あっさく)”時にすりつぶされ、その時に得られる粕(ミール)は家畜のえさの副原料として、油はてんぷら油、マーガリン、マヨネーズの原料、ときには印刷インク、塗料、バイオ燃料などに用いられます。
 

大豆(だいず)関連国☆コモディティクイズ 全4問

 大豆の市場環境を知る上で、供給側(生産・輸出)と需要側(消費・輸出)といった、関連国全体の状況を把握しておくことが重要です。国旗や地図上の位置、マスの大きさ(国名の文字数)をヒントに、各質問の大豆関連国の上位3カ国を考えてみましょう。

※各データは米国の農務省(U.S. DEPARTMENT OF AGRICULTURE 以下、USDA)の統計をもとに作成しました。統計上、フランスやドイツなどのEU加盟国は「EU」と1つにまとめられています。

問1:大豆の生産国
上位3カ国、1位、2位、3位はどこの国でしょう? 


 
出所:USDAのデータをもとに筆者作成
★答えと解説は、このページの下段にあります

問2:大豆の輸出国
上位3カ国、1位、2位、3位はどこの国でしょう? 


 
出所:USDAのデータをもとに筆者作成
★答えと解説は、このページの下段にあります

問3:大豆の輸入国
上位3カ国、1位、2位、3位はどこの国でしょう?


 
出所:USDAのデータをもとに筆者作成
★答えと解説は、このページの下段にあります

問4:大豆の消費国
上位3カ国はどこでしょう?1位、2位、3位はどこの国でしょう?


 
出所:USDAのデータをもとに筆者作成
★答えと解説は、このページの下段にあります


 

大豆(だいず)関連国☆コモディティクイズ 回答と解説

問1:生産国の正解は…

出所:USDAのデータをもとに筆者作成

[解説]
第1
位はアメリカ(シェア35.1%)2位ブラジル(33.2%)、3位アルゼンチン(13.8%)と続きます。これらに6位のパラグアイ、7位のカナダを含めれば、北中南米(広義のアメリカ大陸)で、世界の大豆の87.1%を生産していることになります。

さらにこの北中南米という考え方を、北半球と南半球という点で考えれば、北半球(アメリカ・カナダ)37.4%、南半球(ブラジル・アルゼンチン・パラグアイ)49.6%となります。

北半球(特にアメリカ)が生産国のメインだったとうもろこしと異なり、大豆は世界規模で見れば、1年に2回、生産量が増えるタイミングがある、という特徴があります。

 

問2:輸出国の正解は…

出所:USDAのデータをもとに筆者作成

[解説]
目下、報じられている米中貿易戦争に関連する輸出量についてですが1位ブラジル(46.8%)、2位アメリカ(37.3%)、3位アルゼンチン(4.5%)でした。

1位から5位まで北中南米諸国が占めています(シェア合計96.1%)。世界的に見えれば、供給元に偏りがあると言えそうです。

また、各種報道では、米国から輸出される大豆の6割強が中国向けと言われています。

世界屈指の輸出国であるアメリカの重要な買い手である中国が報復関税をかければ、アメリカでは大豆の余剰在庫が積み上がる、米国内の農家の収入が低下するなどの影響が考えられます。

 

問3:輸入国の正解は…

出所:USDAのデータをもとに筆者作成

[解説]
輸入については、1位中国(64.1%)、2位EU(9.3%)、3位メキシコ(2.8%)でした。世界を行き来する大豆の6割以上を中国が買っていることになります。農林水産省の資料によれば、中国の大豆輸入(量ベース)におけるアメリカのシェアは34.8%、ブラジルが49.1%(2015年)となっています。

先述の生産量のランキング見たとおり、大豆は1年に2回、生産量が増えるタイミングがありますが、中国は、北米はアメリカから、南米はブラジルから輸入し、年間を通じて安定した輸入を目指していると考えられます。(供給先を季節が異なる国に分散している)

その意味では、輸入量の34.8%を占めるアメリカからの輸入に制限をかけるような措置をとれば、中国は大豆供給の安定した環境を損なうことになりかねず、さらには中国国内で大豆需給がひっ迫する可能性があります。
 

問4:消費国の正解は…

出所:USDAのデータをもとに筆者作成

[解説]
消費国は、1位中国(31.6%)、2位アメリカ(17.7%)、3位アルゼンチン(14.3%)でした。中国では特に豚肉の消費量が多いと言われます。冒頭で示したように、主に家畜のえさに用いられる大豆は、中国の食を支える重要な品目だと言えます。中国の大豆消費量の多さは、食による影響が大きいと考えられます。
 

いかがでしたでしょうか?
 

大豆に関連する国を見てきましたが、アメリカや南米諸国の生産・輸出、中国の輸入・消費が多いことが大豆の特徴だと言えます。米中貿易戦争にも深く関連する大豆について、関連国を整理しておくことが重要だと思います。

 


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