今日のレンジ予想
毎ヨミ!FXマーケットニュース(4月5日)
5日のドル/円の終値は107.38円。
前営業日に比べ0.61円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは、「晴れ」です。
- ドル:2月貿易赤字、予想より悪い576億ドル。9年4カ月ぶりの赤字幅
- 豪ドル:豪2月貿易収支、予想上回る+8.25億豪ドルの黒字。石炭価格下落のなかで黒字拡大
- ポンド:3月サービス業PMI(購買担当者指数)、予想下回る。豪雪の影響
- スイスフラン:2月CPI(消費者物価指数)、予想上回る。年内利上げ観測が浮上
- トルコリラ:再び史上最安値更新リスク。経済担当の副首相辞任の噂でトルコ中銀の独立性に疑問符
- NY株:続伸。24505.22ドル(+240.92ドル)
- 原油先物:63.54ドル(+0.17ドル)
- 米長期金利:10年物利回り2.830%(+0.028%)
- 金先物:1328.5ドル(▲11.20ドル)
今日の注目通貨
ドル/円:今夜の米雇用統計を前に、ドル/円107円台
米中貿易戦争の懸念で、4日水曜日には一時105円台に急落したドル/円。しかし、両国の関税合戦はそれ以上エスカレートすることなく決着するだろうとの楽観的な見方が広がり、マーケットはリスクオンに切り替わりました。
すでに106円台後半に戻していたドル/円は、この日は107円台に乗せると、NY時間には2月28日以来の107.49円まで急伸。テクニカル的には、先月の高値/安値の半値106円を守ったことがマーケットの目線を上に向けさせ、上昇の弾みになりました。次は2月21日の高値107.90円、そして今年の高値/安値の半値水準である109円がターゲットになります。
今日のドル/円のピボットは107.19円。上値メド(レジスタンス)は、107.68円、107.98円。下値メド(サポート)は106.89円、106.40円。
しかしドル/円は、その前に今夜の雇用統計をこなさなくてはなりません。今回も平均労働賃金に焦点が当たると思いますが、最近の雇用統計は結果の強弱よりも、マーケットがデータをどのように解釈するかによって動くので注意が必要です。
前々回の雇用統計では、平均労働賃金が上昇してFRB(米連邦準備制度理事会)
追加利上げの思惑が広まりました。日米金利差からはドル買い/円売り要因ですが、株式市場にとって利上げ加速はマイナスということで、結局ドルが急落しました。なお、今夜の雇用統計の解説については、米3月雇用統計直前レポートをご覧ください。
今日の注目イベント
6日:米雇用統計、カーニーBOE総裁、パウエルFRB議長
◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「曇り」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2017年は、「晴れ」89日、「雨」90日、「曇り」80日でした。
2018年3月19日より、ご愛読いただいておりました連載「FXデイリーチャート」と、連載「デイリー為替情報」が合体し、新連載「毎ヨミ!為替Walker」としてリニューアルしました。これまでのバックナンバーはこちらよりご覧ください。