みなさまこんにちは。家計の窓口のゆりもとひろみです。今回は、手間が少なく長続きすると好評の、「ゆりもと式★カンタン家計簿術」をご紹介します。
家計簿が続かない理由
1,000世帯以上のお金の相談を受けてきた感想ですが、家計簿をつけることに苦手意識を持っている方はかなり多いです。家計簿に対する精神的ハードルを高くしている理由は、「そもそも何のために家計簿をつけるのかが明確でない」というところにあります。実は、家計簿をつける目的は2種類あり、どちらを目的とするかでつけ方が大きく変わってきます。
節約が目的の家計簿
一般的に雑誌などでよく紹介されているのが「節約のための家計簿」です。目的は支出を減らして貯金を増やすことにあり、そのためには惜しみなく努力をしてもよい、という方に向いている方法です。原理は、一時期流行ったレコーディングダイエットと同じです。「今日はいくらお金を使ったのか」を確認し、使いすぎないように支出コントロールを続ける必要があるため、原則、毎日記録が必要です。そして、この記録の代替手段が「袋分け」「お財布分け」と言った、使ってよいお金の見える化作戦となります。この「がんばる家計簿」を続けるには、継続的な努力が必要です。