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#14:プロの視点を学ぼう! ファンドマネージャーが見る2018年注目投資先
トウシル編集チーム
特集記事

#14:プロの視点を学ぼう! ファンドマネージャーが見る2018年注目投資先

2017/12/26
Q1.最も良さそうな投資対象(資産クラス、地域)は?
Q2.最も注意すべき投資対象(資産クラス、地域)は?
Q3.来年のマーケットのキーワードは?
Q4.日経平均株価、ドル/円のレンジ予想
Q5.投資環境はどう変わる?
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経済のプロ「楽天証券研究所」と、国民のリアル「街角の声」、運営のプロ「ファンドマネージャー」に2017年の振り返りや2018年の見通しについて大特集!

2018年の予測

2018年の注目投資先について3名のファンドマネージャーに聞きました

ピクテ投信投資顧問 森岡 浩平

アセットマネジメントOne 酒井 義隆

三井住友アセットマネジメント 葛原健吾​氏 

以後、敬称略 

Q1.最も良さそうな投資対象(資産クラス、地域)は?

森岡:「欧州株式」 ⇒ ユーロ圏経済は底堅く、イタリアなど欧州周縁国の景気回復の足取りもしっかりとしている。しかし、堅調なファンダメンタルズは依然として株価に反映されておらず、バリュエーション面でも過小評価されていると見ていることから、上昇余地は大きいと考えている。

酒井:「サービス系の中小型」 ⇒ 製造業の中小型に比べると、2017年は出遅れ感あり。マーケットの上昇基調が一段落すると、成長があり、出遅れ感のあるところに物色が向く可能性も。

Q2.最も注意すべき投資対象(資産クラス、地域)は?

森岡「一部の景気敏感株式」「ハイイールド債券市場」 ⇒ 世界的な景気拡大を背景に景気敏感セクターはディフェンシブセクターを大幅にアウトパフォームしており、一部の景気敏感セクターでは高水準のバリュエーションに対する懸念が出てきている。テクノロジーや資本財セクターは一部売却して利益を確定した。
 また、ハイイールド債券市場の利回りは歴史的な低水準。加えて、大規模な資金流出に伴い市場が不安定化する兆しも見られたため、警戒感を強めている。ユーロ・ハイイールドの利回りは欧州株式の配当利回りを下回っており、割高感が際立つ。

酒井:「製造業系の中小型」 ⇒ 業績の好調さと、中小型ファンドへの資金流入の結果、それなりに株価バリュエーションが上昇している。中小型株ファンドからの資金流出は想定していないものの、ファンド内のリバランスがこららの株式需給バランスを悪化させる懸念がある。

Q3.来年のマーケットのキーワードは?

森岡:「流動性供給の縮小」「米インフレ率」
 米国は2018年も追加利上げが見込まれ、ECB(欧州中央銀行)は2018年末までにQE(量的緩和)を終えると見ている。さらに、日銀が金利ターゲットを上方修正する可能性も。流動性環境の悪化は株式市場のバリュエーション低下要因となり得るため、企業業績面での支えがなければ株価の下押し材料になるだろう。また、米金融政策はインフレ率の動向次第でもあり、米国の物価動向は注視が必要。

葛原:「健康志向」
 健康志向が高まり食品の分野で広がっていくことが予想される。カロリーオフなど健康機能性の付与商品へのニーズは高く、価格が高くても買われるため、単価上昇に寄与することも考えられる。こうした動きは、特段来年に限らず継続していくだろう。

酒井:「C to C ビジネス」
 メルカリの上場観測がある。メルカリは若年層世帯の新しい消費スタイルでもある。所有からシェアリング、BtoCからCtoCへ、企業はそのプラットフォーム作りにいかに関われるか。消費増税が迫っていることも、消費税のかからないCtoCビジネス加速を後押ししそうだ。

 

Q4.日経平均株価、ドル/円のレンジ予想

レンジ予想

森岡 葛原 酒井
日経平均 高値 2万3,500円 2万4,500円 2万6,000円
安値 2万1,000円 2万1,000円 2万1,000円
ドル/円 高値 126円 120円 120円
安値 108円 108円 105円

森岡:

高値 ⇒ 2万3,500円。2018年9月の自民党総裁選および11月の米中間選挙後に、日米の政治的不透明感が後退。また、企業業績への期待も下支えに。

安値 ⇒ 2万1,000円。日銀総裁人事と絡めた日本の金融政策変更の可能性、北朝鮮情勢など地政学リスクの高まりなど。

Q5.投資環境はどう変わる?

葛原:低コストのインデックスファンド、高パフォーマンスのアクティブファンドへの両極へ資金シフトが進む可能性がある。このため優良ファンドの残高拡大ペースは加速するだろう。私が運用を担当している「三井住友・げんきシニアライフ・オープン」もパフォーマンスのさらなる上昇を目指していきたい。

酒井:日本株ファンドでは、アクティブで運用担当者の顔が見える運用が広がる可能性。
全資産共通では、分配型にもう一度資金が戻る可能性も。毎月分配が決して悪いわけではなく、そのような投資商品を欲しているお客様もいると考えている。

 

▼今回ご協力いただいたファンドマネージャー(3名)のプロフィール

ピクテ投信投資顧問株式会社
グローバル資産運用部 インベストメント・マネージャー
森岡 浩平
日系大手運用会社にて一貫して運用業務に従事。ピクテでは、アセット・アロケーション・ファンドの運用チームに所属する他、外部委託ファンドの管理を担当。勉強会やセミナーの講師も務める。日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)

 

アセットマネジメントOne株式会社
株式運用グループ・ファンドマネジャー
酒井 義隆
2004年、興銀第一ライフ・アセットマネジメント株式会社(現アセットマネジメントOne株式会社)に入社。2005年12月より国内株式やオルタナティブ運用のファンドマネジャーとして従事する。

 

三井住友アセットマネジメント株式会社
株式運用グループ シニアファンドマネージャー
葛原 健吾
東京短資株式会社、いちよし経済研究所、日興シティグループ証券を経て2008年4月三井住友アセットマネジメントに入社。いちよし経済研究所以来、約17年一貫して日本の中小型株式の調査、運用に携わる。2013年4月より「三井住友・げんきシニアライフ・オープン」の運用を担当。

 

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