6位:FPパートナー(7388)

権利付き最終月:11月、5月[貸借銘柄]
株価:2,754円(2024年10月3日終値)
配当利回り:2.72%
優待獲得株数:100株以上
優待内容:100株以上で3,000円分のQUOカード
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 第6位は保険、投資信託の販売やFP(ファイナンシャル・プランナー)の無料相談が受けられる「マネードクター」の運営を行うFPパートナー。

 11月・5月末に100株以上保有で一律、QUOカード3,000円分が贈呈されます。昨年2023年11月末から、これまで5月末のみ3,000円分だったQUOカード優待を年2回・計6,000円分に倍増したことで初のランクインとなりました。

 同社は2022年9月に新規上場した新興企業ですが、生命保険の新規契約の年換算保険料が過去最高を記録するなど右肩上がりの成長が続いています。

 しかし2024年6月、営業社員のあっせんや広告費の支払いなど便宜供与を受けた生命保険会社の保険商品を優先販売していた問題が表面化し、9月には金融庁から報告命令を受ける事態に発展。

 これを受けて株価も2024年3月の高値7,720円から8月には2,324円の安値まで急落しています。

 予想配当利回り3.43%の高配当に加えて年間合計6,000円のQUOカードは魅力的ですが、一連の不祥事の完全解決が株式購入の大前提になります。

7位:アスクル(2678)

権利付き最終月:11月、5月[貸借銘柄]
株価:2,028円(2024年10月3日終値)
配当利回り:1.78%
優待獲得株数:100株以上
優待内容:100株以上で2,000円分の「LOHACO」割引クーポン券(500円×4枚)
その他条件:クーポン券の取得と利用にはインターネット環境が必要。501円(税込)以上の商品1点につき1枚利用可。1回の注文で複数枚利用可。一部除外品有
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 第7位はオフィス用品、文具から建設工具、作業部品のネット通販を行うアスクル。

 11月20日・5月20日に株主名簿に記載された株主に対して100株以上保有で一律、同社が運営する個人向け日用品通販サイト「LOHACO」で使えるクーポン2,000円分(500円×4枚)が贈られます。

 今回は11月18日(月)までに購入すると優待の権利を獲得できます。

 同社の前期2024年5月期は工場火災の損害賠償金という特別利益があったため前期比95%増の過去最高益を更新。医療・介護、製造業向けなど主力の法人向け生活用品やPB商品の販売が好調で、今期2025年5月期は増収減益なものの、高成長が続きそうです。

 予想配当利回りは1.76%と低いものの、毎年増配を続ける連続増配株である点も魅力です。株価も2024年5月高値2,440円から8月安値1,954円まで下落し、現在は2,000円台で推移しているものの、長期的には右肩上がりで上昇トレンドが続いています。

 生活必需品をネット通販している「LOHACO」なら年間合計4,000円分の優待クーポンも手軽に利用できて家計に大助かり。

 株主優待や株主配当金をもらいながら、株価の長期的な上昇を気長に待ちたい銘柄といえるでしょう。

8位:串カツ田中HD(3547)

権利付き最終月:11月[貸借銘柄]
株価:1,561円(2024年10月3日終値)
配当利回り:0.83%
優待獲得株数:100株以上
優待内容:100株以上で2,000円分、300株以上で4,000円分、600株以上で6,000円分、900株以上で8,000円分の食事優待券(電子チケット)
その他条件:発行QRコードを読み取り、画像を表示させることで利用可
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 第8位は串カツ居酒屋を展開する串カツ田中HD。

 11月末に100株保有で店舗での飲食やテイクアウトに使える食事券2,000円分が電子チケットの形で贈呈されます。

 同社は値上げや新規出店、物流コストの削減などでコロナ明けの2022年11月期以降は大幅な増収が続き、利益成長も軌道に乗りつつあります。

 米国にも出店を始めており、今後は海外進出に成功できるかどうかが成長持続の鍵になりそうです。

 ただ株価は国内の成長鈍化や串カツという業態が海外に受けるかどうかに対する様子見ムードもあり長期下落中です。

 2024年8月にスタートした新業態の「京都天ぷら 天のめし」など、串カツだけの一本足商法から新ブランド展開の成功待ちといった状況かもしれません。

 関西文化の串カツを全国各地で楽しめる居酒屋としてファンも多い外食企業だけに、株価の反転上昇に期待したいところです。

9位:トーセイ(8923)

権利付き最終月:11月[貸借銘柄]
株価:2,416円(2024年10月3日終値)
配当利回り:2.73%
優待獲得株数:100株以上
優待内容:100株以上で3,000円分のホテル割引券
その他条件:自社グループ保有・運営ホテルで利用可。1年以上2年未満継続保有の株主にはQUOカード1,000円分、2年以上5年未満は同2,000円分、5年以上は同3,000円分を追加。シンガポール証券取引市場での株主には、継続保有期間に応じたQUOカード同等額のシンガポール国内で利用できる商品券を追加
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 第9位は東京都を中心にオフィス・商業施設・マンションなど不動産事業を展開するトーセイ。

 11月末に100株以上保有で一律、同社の運営するホテル宿泊割引券3,000円分が贈呈されます。1年以上継続保有するとオリジナルQUOカード1,000円分、2年以上で2,000円分、5年以上で3,000円分も追加贈呈されます。

 ホテル宿泊割引券が使えるのは「トーセイホテル ココネ神田」など東京や鎌倉、幕張などのトーセイホテル。公式サイトや電話での予約のみで利用可能です。

 同社は地価高騰の続く東京を主戦場にした不動産開発やインバウンド向けホテル事業が活況で、2023年11月期に続き今期2024年11月期も15%超の増収と過去最高益更新を見込んでいます。

 毎年大幅増配を続けるなど株主還元にも積極的で予想配当利回りが3.17%に達する高配当株です。

 株価も順調に右肩上がりの上昇が続いており、全体相場の急落でつけた8月安値1,919円から2,300円まで反転上昇中。押し目買いに適した株価水準といえるかもしれません。

10位:ウェザーニューズ(4825)

権利付き最終月:11月、5月[貸借銘柄]
株価:5,560円(2024年10月3日終値)
配当利回り:2.16%
優待獲得株数:100株以上
優待内容:100株以上で自社有料サービスの無料利用券1名分
その他条件:気象情報サービス「ウェザーニュースPro」で利用可
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 第10位は交通気象など気象情報の配信ビジネスで世界トップのウェザーニューズ。

 11月・5月末に100株以上保有で一律、同社のお天気アプリ「ウェザーニュース」や月額680円(税込)の「ウェザーニュースPro」の会員専用サービスを半年間無料で利用できます。

 有料の「ウェザーニュースPro」は天気予報現場のプロも使うような高度で専門的な気象情報をPC画面で広告なしに見ることができるサービスです。

 同社は毎年起こる異常気象の連発で法人需要が絶好調。前期2024年5月期に続き、今期2025年5月期も過去最高の売上高や最高益更新予想です。

 ただ主力の海運向けの気象情報サービスの成長鈍化懸念もあり、株価は2021年12月高値の1万470円から2024年6月には半値以下の4,370円まで下落。その後は5,700~5,800円台まで反転上昇しています。

 成長性の高い企業だけに、優待として使える「ウェザーニュースPro」でプロレベルの気象情報を堪能しながら、さらなる株価の反転に期待したい成長株といえるでしょう。