※以前トウシルに掲載した記事を再掲載しております。
今日のポイント
- 安値圏で薄商いだった銘柄が、出来高の増加をともなって上昇を始めるところは、テクニカル分析で見て、買い場となる。相場が新しいうちに買うべきである。
- 高値圏で出来高の増加をともなって急落する場合は、売りシグナルとなることがある。
今日は、最終回、出来高の変化を読む-3です。
まず、クイズです
<クイズ>
上昇中の3社、ここから買うなら、どれ?
出来高は、人気のバロメーター。出来高が増加して株価が急騰を始めたところは、テクニカル分析で、「買い」と判断されます。ただし、相場が新しいうちに買うことが大切です。買いシグナルが出てから、時間が経過し、好材料が織り込み済みになってから買っても遅すぎます。
上昇相場の初期で買うことが大切
買い材料が出てから、どのくらいの時間が経過しているかが、重要です。A社は、出来高が急増して株価が上昇し始めてから、もう1カ月も経過しています。当初、勢いよく増加していた出来高も減少し始めています。だんだん人気が離散してきていると考えられます。株価の上昇の勢いも鈍っています。ここから買うのは、得策でないと思います。
B社は、出来高が急増してから1週間しかたっていません。まだ、相場が新しいといえます。今買えば、上昇相場の初期に買ったことになり、ここから、さらに上昇が続く期待が持てます。
C社は、買い材料が出てから、1カ月もたっています。株価はすでに2倍になっており、ここから買うのは危険だと思います。
以上の理由により、ここから買うなら、B社がおもしろいと思います。
クイズの答え
B社