5月、6月には大量の優待が届く

──でも、なぜ675銘柄も持っているんですか。やっぱり株主優待がもらえるから?

 もちろん、1つにはそうです。あと、配当金もありますし。

──毎年675社から株主優待が届くわけですよね。優待が届く時期になると郵便ポストがえらいことになってそうですね(笑)。

 投資を始めたころに買ったものなど株主優待のない銘柄もほんの少しあるので、正確にいうと675に少し欠けます。でも、ほとんどの企業は5~6月に優待を発送するので、その時期は確かにとんでもないことになります。

──外食はほとんど優待でもらった食事券、日常の買い物も優待券や割引券を使い放題という感じでしょうね。優待の商品にはお米が多いので、たぶんお米は買ったことがないでしょうし(笑)。

 はい(笑)。あと旅行も航空会社やホテルの優待券を使えるので、安く行けます。ただし、優待のよさは金銭面だけではないと思います。会社によっていろんなものが届くので、その時期になるとワクワクするんですね。これは稀有なケースですが、届いて箱を開けるまで中身がわからないサプライズ優待もありますし。そういう意味では日々の暮らしを豊かにしてくれるというか、そういう醍醐味もあります。

──優待生活を楽しんでいる?

 はい、存分に楽しんでます。いきなり100銘柄も200銘柄も揃えるのは無理でしょうけど、ほとんどの優待は最小単元の100株でもらえますから、株式投資未体験の方は、優待でデビューしてみてはいかがでしょうか。

──675銘柄ともなると配当金もスゴそうですね。投資家なら誰もが憧れる「配当金生活」も可能なのでは?

 大半は100株しか保有してないので驚くような金額にはなりませんが、普通に暮らすには十分すぎるくらいのお金が入ってくるのは事実です。ただし、本業も好きなので、当面仕事を辞めるつもりはないですが。