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来週は週足の「鯨幕相場」持続がポイント
土信田 雅之
テクニカル風林火山
テクニカルアナリストの土信田雅之が、マーケットスピードを用いたテクニカルな視点で国内株式市場の動向を読み解いていきます。

来週は週足の「鯨幕相場」持続がポイント

2014/7/11
日経平均mini先物取引・オプション取引のSQ日となった今週末(11日)の国内株市場は、日経平均が下落して始まりました。元々、今週は冴えない展開が続いていましたが、10日までの日足チャートを振り返ってみましょう。
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日経平均mini先物取引・オプション取引のSQ日となった今週末(11日)の国内株市場は、日経平均が下落して始まりました。元々、今週は冴えない展開が続いていましたが、10日までの日足チャートを振り返ってみましょう。

(図1)日経平均のチャート(日足)

(出所:MARKETSPEEDを元に筆者作成)

直近の動きを見ると、9日(水)は大きめの陽線、反対に10日(木)は大きめの陰線となっています。また、25日移動平均線がサポート(支持線)として機能している格好となっており、「冴えないながらも堅調」という印象となっていますが、ここで思い出したいのは、前回も解説したローソク足の合成です。早速、9日と10日のローソク足を合成してみます。

(図2)日経平均(7月9日~10日)の日足ローソク足の合成

合成すると、「実体が短く、かなり上ヒゲの長い」陽線となりました。このような形は「トンカチ」と呼ばれ、売りサインとしては強めと言われており、前回も「抱き線」のところで触れました。9日~10日のローソク足は抱き線ではありませんが、この2日間の動きは、上値をトライしたものの、結局小幅高にとどまったことを意味していることには変わりはなく、買いの勢いが弱まっていることがわかります。

「このまま売りに押されてしまうのか」、とても気になるところですが、これについては、来週の週足チャートのローソク足が陽線で終われるかがポイントとなりそうです(図3)。

(図3)日経平均(週足)チャート

(出所:MARKETSPEEDを元に筆者作成)

今週もこのまま行けば陰線で終わりそうですが、6月あたりから、陽線、陰線、陽線…と白黒のローソク足が繰り返されています。このような形は葬儀などで使われる幕に似ていることから

「鯨幕(クジラまく)相場」と呼ばれています。また、このような状況は、売りと買いが交互に表れ、相場の先行きに対する見方が分かれていてもみ合っている状況です。別の見方をすれば次の展開に向けて市場がエネルギーを溜めつつあるとも考えられます。

もうしばらくすると、国内では企業決算シーズンが本格化しますが、このままエネルギーを溜めつつシーズンを迎えるのか、それともいったん調整して業績を手掛かりとした買い場を作りに行くのか、来週の動きはかなり重要になると言えそうです。

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