09年10月中間期に26%増益、自社ブランド製品の販売好調をプラス評価

現地コード 銘柄名 株価 情報種類
00904 中国緑色食品(控股)(チュウゴクリョクショクショクヒン) 8.82 HKD
(01/13現在)
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中国緑色食品の2009年10月中間決算は、純利益が前年同期比26%増の2億8000万元に上り、ほぼBOCIの予想水準を達成した。BOCIによると、同期決算でサプライズとなったのは、自社ブランド製食品・飲料部門の販売好調と粗利益率の改善。ただ、実効税率が予想以上の高水準に達し、こうしたプラス要因の一部を打ち消す形となった。中間配当は1株0.09HKドルの予定で、配当性向25%に沿った水準となる。

中間期の売上高は前年同期比27%増の8億5200万元で、うち自社ブランド製食品・飲料の売上高は35%の伸びを示した。また、生鮮食品の増収率は経営陣が示した事前予想を上回る21%に達したが、逆に加工食品の増収率は予想以下の24%。川下部門が急成長を遂げる一方、生鮮食品の割合は低下傾向を示した。また、輸出売上高、国内売上高の伸びはそれぞれ19%、33%で、海外、国内の販売比率は43%、57%となった。

同期には飲料の売上高が67%急増し、これにより自社ブランド製食品・飲料部門に占める飲料の割合が64%に達した。主にコーンミルクの力強い自律成長と野菜ジュースの新発売が貢献した。コーンミルクの売れ行きは有害物質メラミン汚染事件が発覚する以前のレベルを回復し、自社ブランド飲料・食品部門の売上全体に占める割合は44%だった。経営陣は同部門の10年4月通期の増収率を25%と予想しているが、BOCIはさらに大きな成長が期待できるとの見方。現在20種にとどまる製品レンジを拡大し、新製品を年平均5種のペースで投入していく見通しを示した。また、同社は販売代理店網を拡大しており、向こう2-3年で全国規模の販売網を構築する計画。BOCIによると、広告宣伝費は自社ブランド部門の売上高の約15%を維持する見通しという。

日本からの受注は中国製食品の安全性懸念で落ち込んだ前年同期から回復し、中間期に12%の伸びを示した。ただ、BOCIはこの先、日本市場は緩やかな伸びにとどまり、新たに開拓した欧州、アフリカ、米国などが成長を支えると予測している。品目別では年度下期に加工食品需要がピーク季を迎えることから、同社経営陣は通期の加工食品の増収率を20-25%、生鮮食品の増収率を10%台半ばと予想している。なお、同社は年間15%のペースで耕地を拡大しており、10年期末の年産能力は36万6000トンに達する見通し。一方、加工部門の年産能力は58万800トンへの拡大が見込まれている。

中間期には粗利益率が51.8%に達し、前年同期の51.2%を上回った。利幅の高い飲料の比重の拡大や加工食品部門の製品構成の改善が背景。一方、実効税率は15%と、事前予想の12-13%を上回った。BOCIは課税優遇措置の段階的な満了に伴う税率の上昇を見込み、10年4月通期の予想値を15%に引き上げている。

BOCIは加工部門や自社ブランド部門の成長を理由に、同社が再評価に値すると指摘。目標株価を引き上げた上で、株価の先行きに強気の見方を維持している。