2009年1-9月期に小幅減益、通行量や通行料収入の安定成長を予想

現地コード 銘柄名 株価 情報種類
00995 安徽皖通高速公路(アンキ・エキスプレスウェイ) 4.86 HKD
(10/27現在)
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安徽皖通高速公路の2009年1-9月期決算(中国会計基準)は、純利益が前年同期比1.9%減の5億3490万元だった(希薄化後EPSは0.32元)。売上高は同2.7%増の13億元と、ほぼBOCIの予想の範囲内。同期に小幅減益となったのは、主に前年同期に5900万元の税還付が実施された影響であり、特別損益を除外した場合の同期利益は10%増となる。銀行借入金の金利低下に伴い財務費用が21.1%減少し、コア利益の2ケタ増を支えた。

7-9月には国内景気の段階的な回復に伴い、車両通行台数や通行料収入の伸びが加速した。傘下の合寧高速道路、高界高速道路、宣広高速道路の1日当たり平均通行台数は、8月末にそれぞれ1万4900台、9200台、1万1900台となり、前年同期比では順に10.1%増、2.1%減、12.8%増。また、1日当たり平均通行料収入はそれぞれ170万元、120万元、86万元に達し、それぞれ7.7%、3.9%、7.5%の伸びを示した。BOCIは10-12月期も緩やかな伸びが続くと予想。さらに合寧高速道路の拡幅工事の完了が予定されていることも、利益の伸びにつながるとみている。

7-9月期には寧宣杭高速道路(南京-宣城-杭州)の安徽区間(宣城-寧国区間)が着工した。この道路の総延長は44キロメートルで、投資予算は22億7900万元。向こう3年以内の完成を予定している。一方、同社は20億元規模の社債を発行する計画をめぐり、すでに政府当局の認可を取得済み。起債に伴い、来年の財務コストの増大が見込まれている。