2009年6月中間決算は167%増益
現地コード | 銘柄名 | 株価 | 情報種類 |
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00753 | 中国国際航空股フン有限公司(エアチャイナ) |
4.48 HKD (08/26現在) |
株価 企業情報 チャート |
エアチャイナの2009年6月中間決算(中国会計基準)は税引き利益が166.98%増の28億7000万元。EPSは0.25元だった。営業収入の伸びは主に国内線の力強い回復によるもの。同社は国内大手航空会社としての高い競争力を背景に、今後のピークシーズンにおける旅客数の増加が見込まれる。
評価要因
同社の2009年上期国内線の有償旅客キロ数(RPK)は前年同期比18.74%増。ピークシーズンにはさらなる増加が見込まれる。また、国際線の乗客数についても、世界経済の回復基調をかんがみ、低水準だった前年を上回る見通し。
貨物輸送は当期も引き続き低迷したが、今後は緩やかに回復するとみられる。
燃料価格の高騰が燃油ヘッジ契約による含み益を創出。さらに、民間航空開発ファンドの償還も利益貢献した。
積極的なハブネットワークの拡大、マーケティング戦略、およびコスト管理策が同社の競争力を強化している。
リスク要因
燃料高騰による粗利益率の低下。
世界不況の長期化による国際線事業への影響。
バリュエーション
当期業績は、評価損益の変更以外ほぼBOCIの予想どおりの水準だった。同社による業績ブリーフィングの後、予想値の見直しを実施する。