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40代で投資初体験をする際の4つの鉄則
山崎 俊輔
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40代で投資初体験をする際の4つの鉄則

2015/3/23
初めての投資経験は、何歳がいいか、と聞かれれば、「自分の所得からお金を出せる年齢なら、若いほどいいでしょう」とアドバイスします。若い時期に積む投資経験は、生きた経済を学ぶ力にもなりますし、若い時期の投資額は金額が小さいことから失敗のダメージも少額に抑えられます。
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40代で投資初体験をする際の4つの鉄則

初めての投資経験は、何歳がいいか、と聞かれれば、「自分の所得からお金を出せる年齢なら、若いほどいいでしょう」とアドバイスします。若い時期に積む投資経験は、生きた経済を学ぶ力にもなりますし、若い時期の投資額は金額が小さいことから失敗のダメージも少額に抑えられます。

早くから長期にわたって投資経験を積むということは上昇相場も下落相場も何度 も経験しながら投資家として成熟する時間を得られるということでもあります。 これは、成功も失敗も経験することが投資家としての力になる、という意味も含 まれています。

とはいえ、「40代で投資デビュー」をためらう必要はまったくありません。むし ろ「定年で投資デビュー」の危うさに比べれば今のうちに投資経験を積むべきで す。ただし、40代デビューにはそれなりの戦略が必要です。

今回は「なんとなく投資」脱却のアプローチとして、「40代投資デビュー」につ いて考えてみます。

40代投資デビューの鉄則1~入金額はとにかく少なくする

40代投資デビュー第一の鉄則は「入金額を減らす」ということです。これはまったく面白みがないアドバイスですが40代投資デビューをする個人にとって最重要なアドバイスです。

40代はそこそこ資金を持っていることがあり、100万円ないしそれ以上の資金を投入して投資デビューをしたくなります。同率のパフォーマンスを得たとすれば投資金額を2倍にすれば利益額も2倍になる理屈です(売買手数料は通常2倍にならないので実際はさらにお得になる)。しかし自分は投資については素人なのだということを思い出す必要があります。

同率の損失が生じたと仮定すれば投資金額を抑えるほど損失額は小さくなります。40代はマネープランにおいて何十万円も損をしている余裕はないはずです。しかし、短期的に株価が10%下がることは当たり前で、初心者がそれ以上の失敗をする可能性も多々あります。

自分の投資経験が浅いことを自覚しているのであれば、投資金額はとにかく少なくしてスタートするべきです。最初は30~50万円ほど入金して10万円以下で買える個別株と、インデックス運用されるETFを買ってみれば十分なのです。

投資金額を増額するのは、経験を得てからでも十分なのです。

40代投資デビューの鉄則2~マーケットニュースはどんどん読み込む

40代にとって、証券口座を持つことの大きなメリットはマーケットニュースを豊富に読めることです。興味のある内容、興味のない内容、読み切れないほどのニュースが配信されています。投資コラムがたくさんあるのもメリットで、新聞や雑誌には載っていないコラムも日々更新されています。

こうしたニュースやコラムは積極的に読み込むことで自分の血肉となります。最初はノイズも多いですし、理解できないものもあります(偏った情報もあります)。しかし浴びるように情報を得ることは実際の投資経験だけでなくあなたの血肉となってくれます。

このとき、ファンになりそうなコラムニストを追いかけるのはもちろんですが、意見が合わないコラムニストについても視野にいれておくことをオススメします。そのほうが投資の見識を広げる力になるからです。

メールマガジンのタイプはひとまず登録をしてスマホでチェックできるようにし、徐々に読むものを整理していくといいでしょう(あまりにも多くてじきに全部読むヒマがなくなりますが、情報に圧倒されてまったく読まなくなることは避ける)。

40代投資デビューの鉄則3~仕事と家庭に支障を出さない

鉄則の3つめは「仕事と家庭に支障を出さない」ということです。実はこれは世代を問わず、投資デビューした個人にとっての難題のひとつです。どんな個人であっても有価証券を何か購入すればどきどきして価格が気になります。スマホにインストールしたマーケットスピード(iSPEED)を業務時間内に何度も起動して値動きをチェックしてしまうのは当たり前のことです。

しかし、仕事と家庭に支障が出るようではその運用のコストパフォーマンスは低下します。あまりにも夢中になるあまり、仕事をサボるようになれば半年ごとの業務評価にマイナスが出かねません。40代で人事評価で同僚にマイナスポイントをつけるほど愚かな行為はありませんが、その原因が「株」というのでは困ります。

家庭に支障が出ないようにすることも大切で、帰宅後ずっとスマホやパソコンに張り付いて、家族との時間が減ってしまうのも考え物です。家族から不満が出るときはすでに赤信号に近い状態です。

仕事や家庭に支障が出ないためにできることは「鉄則1」の投資金額抑制に加えて、インデックス運用の商品を購入することです。個別銘柄を多く保有しようとすれば、銘柄チェックの情報収集や判断のために時間もかかりますし、目が離せなくなります。投資デビュー時は数銘柄くらいをのんびり保有する意識が必要です。売買頻度も「買ったら基本的には売らない」くらいのスタンスで投資開始したほうがいいでしょう。

実際の資金以上の投資を行うレバレッジも投資から目を離せなくなるため避けるべきです。よってFXも投資デビューの対象外ということになります。

40代投資デビューの鉄則4~失敗から学ぶ

40代での投資デビュー最後の、そして最大の課題は「失敗から学ぶ」ということです。

仕事上、失敗の回数が減ってくるのが40代です。若い頃なら失敗をして上司に一緒に謝ってもらい、諭されて「勉強」をした、ということが許されます。しかしビジネス上そうしたことをやっている年齢ではなくなります。家庭においてもよき親として子どもの見本となって子どもを叱ることはあっても自分が叱られることは少なくなります。

しかし、投資については初心者であることを虚心坦懐に受け止めていかなければなりません。どのような個人であっても少なからず投資の失敗はしてしまいます。我々は投資について預言者にはなれないからです。

むしろ投資の失敗からどれだけ学べるかが50代以降の投資ステップアップに効いてきます。成功と失敗の経験を同時に踏んで、投資家としてはようやくレベル2ですし、単なる上昇相場による成功体験より、失敗から学んだ知識のほうが長い目でみて役立ちます。

ぜひ失敗した投資はその原因を探る時間を設けるようにしてください。

40代投資デビューはまったくムダにはならない むしろ今のうちに!

40代での投資デビューについてその留意点を4つほどあげてみました。ライフプランとマネープランの接合を考えたとき、運用の力(期待リターンの向上)は是が非でも借りたいものの、運用で大きく失敗するダメージも大きくなるのが40代です。

40代は投資に過剰な期待をせず、投資の失敗が及ぼす影響は一定程度に押さえ込みつつ、資産の上昇チャンスをうかがうような投資戦略が求められます。

また、40代での投資デビューが「上げ相場と下げ相場」を経験して50代に活かすことになれば現役時代最後の上昇相場をつかむことも可能になります。定年後もリスク管理をしながらやりくりができることと思います。

40代で投資初体験を踏むことはとても勇気がいると思います。なかなか人に相談することもできません。しかしその経験はまったくムダになりません。今回紹介した4つの鉄則を守りつつ、ぜひ40代投資デビュー、してみてください。

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