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第4回一歩先行く投資法~目的によって運用方法を使い分ける~
福田 猛
なぜ投資信託で損をするのか
福田猛(ファイナンシャルスタンダード(株)代表取締役)提供レポートです。人気セミナー「投資信託選びの新常識セミナー」の講師 福田が投資信託選びで損をしてしまう理由をあげ、どのよう…

第4回一歩先行く投資法~目的によって運用方法を使い分ける~

2016/6/8
金は小幅な動き。原油相場の反発などを受けて投資家のリスク投資意欲が回復しており、これが上値を抑えたようだ。ドルの下落を受けて、一時1290ドル前後まで上昇したが、株高を受けて上値は重くなっている。
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これまでに「投資信託で損をする理由(テーマ型投信/フル投資ルール)」、「絶対収益型投信の重要性」について解説しました。今回は資産運用に正解は無い、という事をお伝えしたいと思います。みなさんが考える「最もいい商品」とは何でしょうか。また、その商品は別の投資家にとっても「いい商品」なのでしょうか。

前回、本当に買うべきは絶対収益型投資信託である、という考え方をご案内しました。相場環境に関係なく、様々な投資手法を取り入れながらリスクを抑えようとする運用商品は、投資家にとって理想の一つと言えるのではないでしょうか。

同時に、投資家によって(または同じ投資家であっても時期によって)理想の商品は違ってくる、ということも事実だと思います。皆様もこれからの自分に合う運用スタイルを考えて、商品を使い分けることが重要になると思います。

・例 その① 投資意向の違い

相場次第の運用にならないよう、リスクを抑えた運用を目指すなら絶対収益型投信で守りながら運用するのが有効ではないでしょうか。しかし相場が大きく下落していて「日経平均株価は今が底で、短期間の反発局面で利益を狙いたい」という投資意向なら、むしろリスク値の高いフル投資のものに投資する方が投資意向に沿った商品と言えるでしょう。リスクを抑える絶対収益型投信を、短期的な反発を狙う時に買うと、絶対収益型投信は市場の値上がりについていかない可能性があります。もちろんフル投資はマーケット次第ですから売り時は自分で決めなくてはいけません。また、底だと思って買った後に更に下落することもあるため、「リスクは大きな投資」となるでしょう。

・例 その② 資金が必要なタイミングが決まっている場合(資金の色分け)

30年後の定年に備えた運用、というならリスクを取ってもいいし、定年の時に相場が悪いようならその資金はしばらく現金化せずに、その後相場が回復するまで数年間保有し続けることが出来ます。ですから敢えてリスクのある商品を選んで時間を味方につけて育てる投資が可能でしょう。それに対して、3年後に子供が進学するためのお金なので減らしてはいけない資金、というならそもそもその資金で運用すべきではないでしょう。進学のタイミングで金融危機が起こって株価が下落する可能性もあります。換金する時期をずらせない資金は、投資する資金とは分けて考えるべきでしょう。

・例 その③ 運用期間

30代の人が定年に向けて積み立てをしていきたい、というならリスクをとってもリターンが狙える運用は理にかなっているでしょう。しかしリタイアした方の投資スタイルは資産維持を主目的とする「守りの運用」が必要になります。また若いころよりも投資額が増えるため、元本を増やす運用よりも配当や金利を受け取る運用が有利になります。例えば投資可能金額が500万円の人が100万円の利益を出すのと、投資可能額が1億円の人が100万円利益を狙うのでは、やり方は違ってきますし、多額の資金を持つ人の方が有利になります。

・例 その④ 投資に関する考え方

富裕層の中には利益を出すことよりも知的ゲームの感覚で、自分の相場想定がうまくいくかということを楽しみに投資をしている方も多くいます。

このように投資意向/投資可能期間/投資可能金額/投資に関する考え方などは人それぞれなので、どの商品が良い、という答えは無いのです。

人によって違うし、同じ人でもライフステージが変われば必要な商品は変わるのです。自分のライフステージを整理して、資金の色分けすることが必要であるのです。

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