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「仲良し銘柄」や「出遅れ銘柄」を探して先回り買いを目指そう(その1)
足立 武志
知って納得!株式投資で負けないための実践的基礎知識
株式投資がうまくいかない、という個人投資家の皆様へ。実践をベースにした「すぐに役立つ真の基礎知識」は、お客様の株式投資戦略に新たなヒントを提供。負けない、失敗しないためにはどのよ…

「仲良し銘柄」や「出遅れ銘柄」を探して先回り買いを目指そう(その1)

2013/1/17
昨年11月14日の野田前首相の「解散発言」からスタートした現在の上昇相場。安倍自民党政権によるデフレ脱却、景気浮揚への大きな期待から、日経平均株価は大幅に上昇しました。
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大きく上昇する前の銘柄を安く買う方法がある?

昨年11月14日の野田前首相の「解散発言」からスタートした現在の上昇相場。安倍自民党政権によるデフレ脱却、景気浮揚への大きな期待から、日経平均株価は大幅に上昇しました。昨年11月14日の終値8,664円73銭から、今年1月11日には10,830円43銭へと、2カ月足らずで値幅2,000円超、上昇率25%の急上昇です。

個人投資家の皆さんの中にも、ここ1~2カ月で多額の利益や含み益を得ることができた方が大勢いらっしゃると思います。

一方、今回の上昇相場にうまく乗ることができなかった、という方も多いはずです。そこで今回は、上昇相場で特に威力を発揮する「仲良し銘柄への先回り買い」について解説したいと思います。

「仲良し銘柄」とは簡単に言えば、株価の動きが似ている銘柄群で、上昇するときは同じように上昇し、下落するときも同じように下落するもののことです。同じ業種・業態に属する銘柄群がその典型例です。以下で具体例をみていくことにしましょう。

オリエントコーポレーションの「似たもの銘柄」はどれか?

ここ数カ月の間に株価が大きく上昇した銘柄の1つとしてオリエントコーポレーション(8585)があります。株価は3カ月で4倍以上に上昇しました。

オリエントコーポレーション株は日本株全体が上昇する以前の9月頃から上昇をはじめていました。8月31日の株価100円から、11月5日には170円へと2カ月で1.7倍になっています。

オリエントコーポレーション株が買われていた背景には、業績の急回復があります。そこで、「オリエントコーポレーション株はすでに株価が上昇していて買いにくい。しかしオリエントコーポレーションの業績が良いなら他の信販・カード会社も良さそうだ」という連想を働かせます。

「仲良し銘柄」である上場している他の信販・カード会社を探してみると、ポケットカード(8519)、イオンクレジットサービス(8570)、ジャックス(8584)、アプラスフィナンシャル(8589)があることが分かります。

「仲良し銘柄」のうち株価の大きな上昇が期待できるものを探す

筆者なら、このようにピックアップした銘柄のうち、業績がもともと好調であって財務体質もよく、株価水準がすでに高い銘柄(ここではイオンクレジットサービス)は、株価の上昇余地がそれほど高くないと考えて除外します。

ここでは、株価水準および業績(会社四季報で判断)が最も低く、業績の急回復があれば株価の大幅な上昇が期待できるアプラスフィナンシャル株を継続的にウォッチすることとします。

オリエントコーポレーション株が11月5日に170円の高値を付けたとき、アプラスフィナンシャル株は60円前後と低空飛行を続けていました。

しかし、オリエントコーポレーション株が直近高値を抜け187円まで上昇した12月18日、アプラスフィナンシャル株も上昇トレンドに転換しました。その後、12月25日までの株価上昇で、上昇トレンドがより明確となりました。

オリエントコーポレーション株は12月25日には238円まで駆け上がりました。オリエントコーポレーション株の上値追い、そしてアプラスフィナンシャル株の明確な上昇トレンド入りが判断できる12月19日~25日の間がアプラスフィナンシャル株の絶好の買いタイミングでした。

その後のアプラスフィナンシャル株の上昇はすさまじく、同じく高騰したオリエントコーポレーション株の上昇率をはるかにしのぐ勢いでした。1月9日には271円の高値をつけ、急上昇前の12月25日終値76円からわずか2週間で3.5倍に駆け上がりました。

1つの業種全体が買われるときも一斉に株価が上昇するわけではない

オリエントコーポレーション、アプラスフィナンシャルやアイフル(8515)などその他金融株が大きく上昇したのと同様、不動産株も大きく上昇しました。

不動産株上昇の背景には、世界的な金融緩和に伴う余剰資金が日本の不動産に向かいつつあること、不動産市況が底打ちしつつあることや、安倍政権のデフレ脱却による地価上昇の期待などが考えられます。

改めて不動産各社の過去の株価チャートを振り返ってみますと、大手不動産株は昨年6月を底にすでに上昇をはじめていたことが分かります。その後、ケネディクス(4321)、トーセイ(8923)といった不動産流動化関連株が9月頃から上昇をはじめ、レーサム(8890)やサフロンティア不動産(8934)も10月頃から上値追いをみせました。

その後はレオパレス21(8848)が11月中旬に上昇に転じ、そして12月下旬にはプロパスト(3236)が突如急騰をはじめました。

このように、業種全体が買われる場合でも、同時に上昇を始めるのではなく、銘柄によりタイムラグがあります。パターンとして多いのは、業界の最大手銘柄から業界中堅、最後に業界下位銘柄や業績低迷銘柄という順番です。今回の不動産株の株価上昇の波及は、まさにその通りの動きになっているといえます。

大手不動産の株価上昇をみていれば中堅どころの不動産株を安く買えた

大手不動産株の上昇をみて、トーセイやケネディクスの株価に注目していれば、株価上昇の初動を買い仕込むことができました。トーセイやケネディクスの株価上昇に乗り遅れても、レーサムやサンフロンティア不動産の株価に注目していれば、それらを安く買うことが可能でした。

さらに、ほとんどの不動産株が大きく上昇したあとでも、まだプロパスト株は上昇していませんでしたから、プロパスト株を継続的にウォッチしていれば、株価急騰の初動に乗ることができたのです。

上昇相場では、株価が過去の高値など重要な節目を超えてきたような場合は、多少株価が高くとも飛び乗ってしまうのが1つの戦略です。しかし、安値からすでに何倍にも上昇している銘柄に上昇途中で飛び乗ることは高値づかみのリスクも伴います。そこで、すでに大きく上昇した銘柄と事業内容が類似している「仲良し銘柄」を安く買い仕込み、株価上昇を待つというのが高値づかみのリスクを回避する方法として有効です

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