正解
日本のインフレ率は【B】です。
<再掲:日米のインフレ率(CPI総合指数の前年同月比%)推移:2020年1月~2024年9月>
日本も米国も、2020年前半に、コロナショックによって深刻な不況におちいり、インフレ率が低下したのは同じです。そこからの回復が異なります。
米国は、コロナ禍を受けて、2020年に大規模な金融緩和と財政出動が行われました。2021年になると早々にリオープン(経済再開)が進み、景況が急回復、景気過熱しました。
そのため、2022年には深刻なインフレが起こりました。総合インフレ率は2022年6月に9.1%まで上昇しました。インフレを抑えるために、FRBはかつてないピッチで利上げを進めました。その効果で、米景気は減速し、インフレも低下しました。
日本は、コロナ禍からのリオープンが遅れました。2023年以降、ようやくリオープンの恩恵で景況が改善しました。物価も上昇し始めました。ただし、足元、物価上昇が息切れして、再び物価が弱含んでいます。
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