今日の為替ウォーキング
今日の一言
逆切れトレードは傷口を広げるだけ
Rock With You
ラガルドECB(欧州中央銀行)総裁は先月ニューヨークで講演し、「ユーロ圏のインフレはまだ収束していない」と述べた。そして、「私の目標は2.0%だ。8月のインフレ率は2.2%だったが、私は正確に2.0%を達成したいのだ。」と強調して、インフレ目標を達成するまでECBは手綱を緩める考えがないことを宣言した。
FRB(米連邦準備制度理事会)の政策はECBとは対照的だ。米国のインフレもまだ2.0%を超えているが、FRBは、雇用市場に集中するためにインフレ問題を脇に置き、9月に利下げを決定した。ECBがタカ派姿勢を続けるならば、マーケットは欧州の景気後退を織り込み始め、債券利回りは低下するだろう。ハト派的FRBとタカ派的ECBという政策の違いは、利下げをするドルが買われ、利下げしないユーロが売られる「ユーロ安/ドル高」を加速させる皮肉な結果になる。
今週の注目経済指標
今日の重要ブレークアウトレベル
コーンチャート分析