「クイズでわかる!資産形成」(毎週土曜日に掲載)の第39回をお届けします。資産形成をきちんと学びたい方に、ぜひお読みいただきたい内容です。

クイズ:小型成長株のA社とB社、ここで買っていい?

 次のA社とB社はともに、東証グロース市場に上場していて、生成AI(人工知能)関連として成長が期待されている小型株です。A社、B社をここで買って良いか、企業業績についての情報と株価チャートを見た上で、ご判断ください。

<A社の業績>

<A社株価チャート:2023年7月3日~2024年7月23日>

<B社業績>

<B社株価チャート:2023年7月3日~2024年7月23日>

出所:筆者作成

ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析、両方で判断

 株式投資で成功するのに大切な武器は、「テクニカル分析」と「ファンダメンタルズ分析」です。

 テクニカル分析とは、株価チャート・売買高の変化を見て、株価が買われる流れにあるか売られる流れにあるか判断する手法です。ファンダメンタルズ分析とは、ファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)に当たる個別企業の業績、財務、株価指標、ビジネスモデル、経済環境など分析し、その銘柄の「成長性」や「割安性」を判断する手法です。

 テクニカル分析の重要さは、私の著書『株トレ』で解説しています。保有銘柄の株価チャートに「強い売りシグナル」が出たら、どんな事情があろうといったん売るべきです。どんなにファンダメンタルズが良いと信じている銘柄でも、強い売りシグナルが出たら、売って頭を冷やすべきです。

 逆に、株価チャートに「強い買いシグナル」が出た銘柄は、黙って買うべきです。銘柄の好き嫌いが激しい人は、嫌いな銘柄に強い買いシグナルが出ても無視しますが、強いシグナルには素直に従うべきです。

 とはいえ、見た瞬間に「売り!」とか「買い!」とか確信できるシグナルが出ているチャートは、そんなにしょっちゅう見つかるものではありません。ほとんどの株価チャートは、「やや強そう」「やや弱そう」「中立」のどれかです。

 あいまいなチャートのシグナルで無理に売買していると、「だまし」にひっかかりやすくなります。「やや強そう」「やや弱そう」だけで売買していると、逆に持っていかれて痛い目を見ることがあります。

 そこで大切なのは、ファンダメンタルズを見ることです。テクニカルとファンダメンタルズを総合的に見て判断することが大切です。