昨日(1月7日)の動向
週明けの東京市場は、日本政府の経済対策への期待からドル買い/円売りでスタートし、88円台半ば手前レベルまで上昇する動きとなりました。しかし、その後は海外勢を中心とした利食いや仕事始めとなった本邦事業法人からドル売りが持ち込まれると、上値を切り下げ欧州時間帯にかけて87円台へ下落する動きとなりました。欧米時間では重要指標の発表もなく87円台後半で小幅な動きとなる中、ECBの金利据え置き観測からユーロが対ドルで上昇する動きに連れて、ドル円は上値の重い展開となりました。
1月7日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 88.119 | 88.369 | 87.626 | 87.773 |
ユーロ/円 | 115.218 | 115.555 | 114.097 | 115.131 |
豪ドル/円 | 92.272 | 92.842 | 91.774 | 92.184 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2013年1月8日)の展望
【米ドル/円】
短期的には88円台半ばがレジスタンスとなり、ポジション調整選好の動き、87円台半ばのサポートレベルを下抜けたことから、ストップロスのドル売りに上値が重い展開になりそうです。86円台後半のサポートレベルが維持できるか注目です。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
米ドル/円 | 88.00 | 88.50 | 87.20 | 86.70 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
ECBの金利据え置き観測からユーロドルの上昇に連れて115円台を回復したものの、ドル円の下落に上値を抑えられる動きとなっています。日本の金融緩和期待から押し目ではユーロ買い興味もあるようですが、目先は114.00-115.50程度のレンジとの見方にようです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 115.20 | 115.60 | 114.20 | 113.60 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
昨日上昇分の調整から上値が重い展開のようです。上値は92円台前半がレジスタンス。91円台半ばを下抜けると91円台前半のサポートレベルを試す展開との見方のようです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
豪ドル/円 | 92.40 | 92.90 | 91.50 | 91.20 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2013年1月8日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2013年1月8日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
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★ | 16:00 | (独) 11月-貿易収支 | 15.8B | 15.8B |
★★ | 19:00 | (欧) 11月-ユーロ圏失業率 | 11.8% | 11.7% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します