昨日(12月20日)の動向

昨日は、注目の日銀金融政策決定会合が終了し、10兆円の追加緩和に加え、物価目標について検討する旨の発表がありました。市場は材料出尽くし感から、ドル買い円売りポジションの手じまいが先行する展開となりました。しかしNY時間に入り、フィラデルフィア連銀など米経済指標が、市場の予想を上回る好結果となったため、ドル円は再び84円台を回復する動きとなりました。

12月20日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 84.276 84.454 83.859 84.378
ユーロ/円 111.495 112.138 110.729 111.739
豪ドル/円 88.294 88.524 87.844 88.429

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2012年12月21日)の展望

【米ドル/円】

本日は、財政の崖に関して、下院議長案が下院での採決を延期しましたが、マーケットの反応は限定的となりました。
今夜の経済指標の発表結果次第では、よほどのサプライズが無い限り、下値も限定的と思われます。実質クリスマス休暇で市場参加者が少なく、マーケットが薄いため上下にぶれやすくなっているので注意が必要です

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 84.6 85 83.9 83.6

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

ユーロも、米ドル/円同様に値動きが荒い展開になると思われます。本日はユーロ市場で、特段指標もないことから、ポジション調整のユーロ売りが出やすい展開が予想されます。株価やスペイン長期債利回りなどに注意しながらの取引になるでしょう。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 111.8 112.5 110 109.8

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

東京時間午前に伝えられた、米下院議長による減税法案協議延期のニュースを受け、本日はリスクオフ優勢の展開となっています。大きなイベントもなくなり、欧米市場がそろそろクリスマス休暇に入ろうという時期だけに、これまで積みあがってきた円売りポジションの解消が進むとみられることから、引き続き軟調な展開が予想されます。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 88 88.5 87.5 87

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2012年12月21日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2012年12月21日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 18:30 (英)3Q-GDP確定値(前期比) 1.0% 1.0%
★★ 22:30 (米)11月-個人所得 0.3% 0.0%
★★★ 22:30 (米)11月-PCEコアデフレータ 0.1% 0.1%
★★★ 22:30 (米)11月-耐久財受注 0.3% 0.0%
23:55 (米)12月-ミシガン大消費者信頼感指数 確報値 75.0 74.5
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します