昨日(12月17日)の動向
週末の衆議院選挙の結果を受けまして、米ドル/円及びクロス円通貨は大幅に上昇して、金曜日のクローズレベルからギャップを開けてオープンしました。
その後は、材料出尽くし感から利益確定の売りが出た模様で米ドル/円は83円中盤まで下落する場面も見られましたが、ニューヨーク時間にオバマ大統領と共和党下院議員による財政の崖についての会談が行われ、協議進展の期待感から、米株価、長期債利回りが上昇し、米ドル/円の下落を抑える形となりました。
12月17日のBID値 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
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米ドル/円 | 83.639 | 83.96 | 83.321 | 83.511 |
ユーロ/円 | 109.354 | 109.973 | 109.039 | 109.911 |
豪ドル/円 | 88.014 | 88.526 | 87.805 | 88.231 |
米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート
豪ドル/円 1時間チャート
本日(2012年12月18日)の展望
【米ドル/円】
昨日は、衆院選の結果を受け、84円台へ上昇後、利食い売りに終始したことから、本日もポジション調整の進行具合に注意が集まる展開となりそうです。本日は目立った材料もなく、また大きな材料も出尽くした感があることから、積みあがったドル買い円売りのポジションがどこまで調整されるかによって、次の上昇の目途にも影響が出てくるのではないかと思われます。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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米ドル/円 | 84.3 | 85 | 83.6 | 83.3 |
米ドル/円 5分足チャート
【ユーロ/円】
昨日の高値111円前半から110円半ばまで下落したユーロ円は、本日も調整主体の動きとなりそうです。市場は材料出尽くしの状態に加え、クリスマス休暇期間を控えていることもあり、利食い売り先行の、上値の重い展開となりそうです。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
---|---|---|---|---|
ユーロ/円 | 111.3 | 111.8 | 109.9 | 109.5 |
ユーロ/円 5分足チャート
【豪ドル/円】
本日公表された豪中銀理事会議事録では、「今後数ヵ月は雇用の伸びが緩やかである」、などと景気の見通しに慎重な見方が出たためか、一時売られる展開に。しかし、株式市場が堅調に推移するなど、リスク資産の買いが優勢であることなどから、下値の堅い展開が予想されます。
レジスタンス R1 | レジスタンス R2 | サポート S1 | サポート S2 | |
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豪ドル/円 | 89 | 90 | 88 | 87.8 |
豪ドル/円 5分足チャート
- ※ 上記各5分足チャートは、当日 2012年12月18日 現在のものです。
- ※ コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線
本日(2012年12月18日)の主な指標
注目度 | 発表時間 | 指標 | 予想 | 前回 |
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★ | 18:30 | (英)消費者物価指数(前月比) | 0.2% | 0.5% |
★★ | 18:30 | (英)消費者物価指数(前年同月比) | 2.7% | 2.7% |
★★ | 18:30 | (英)生産者物価指数 | 1.5% | 1.4% |
- ※ 発表時間はいずれも東京時間
- ※ 注目度は★低~★★★高で示します