昨日(12月14日)の動向

先週末のマーケットは、国内の衆院議員選挙を控えた調整売りでドル円が、一時84円手前まで上昇していた展開から83円50レベルまで下落となりました。ユーロ円も一時、109円20銭割れまで下落したものの、選挙で自公が勝利し、大胆な金融緩和が実施されるとの思惑から、円売りが優勢となる展開で、110円手前まで取引を終えています。

12月14日のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 83.639 83.96 83.321 83.511
ユーロ/円 109.354 109.973 109.039 109.911
豪ドル/円 88.014 88.526 87.805 88.231

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2012年12月17日)の展望

【米ドル/円】

衆議院選挙の結果を受け、米ドル/円は84.30あたりでオープンしました。自民圧勝により、マーケットは円安シナリオを確認する形になると思われます。しかし、短期的には利益確定も出やすいレベルと思われます。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 84.8 85 83.8 83

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

ユーロ/円は、日本による積極金融政策による円安の動きにより、足元はしっかりすると思われます。目先、スペインが正式に支援要請を受けると思われ、ユーロは堅調に推移すると思われますが、ECBによる金融緩和策がユーロ上昇への重しになる可能性があるため、ユーロ/円の上値も重いと思われます。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 111.3 111.8 110 109.5

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

各国による金融緩和の影響を受けた、世界的な株価上昇による、リスクオンの展開となり、豪ドルは堅調に推移すると思われます。
ただし、88円台では利益確定の売りが多いようで、こちらもすぐには90円乗せることは難しそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 89 89.5 88 87

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2012年12月17日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2012年12月17日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 19:00 (EU)10月-貿易収支 110億ユーロ 98億ユーロ
★★ 22:30 (米)12月-ニューヨーク連銀製造業景気指数 -1.0 -5.22
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します