ＦＯＭＣの結果で、円売りに拍車！

昨日（12月12日）の動向

昨日はFOMCの発表で月間のバランスシートが450億ドルから850億ドルとなることを予想する動きから、アジア、欧州株や欧米の中長期金利利回りが上昇し、米ドル/円、ユーロ、豪ドルは順調に推移、FOMC発表前に米ドル円は83円台へと上昇しました。
FOMCは予想通りの結果となり、マーケットは株価押し上げ期待による円売り圧力が強まりました。

12月12日のBID値	始値	高値	安値	終値
米ドル/円	82.522	83.297	82.481	83.26
ユーロ/円	107.299	109.034	107.253	108.857
豪ドル/円	86.868	88.051	86.838	87.872

米ドル/円　1時間チャート

ユーロ/円　1時間チャート

豪ドル/円　1時間チャート

本日（2012年12月13日）の展望

【米ドル/円】

83円台乗せの達成感と対ユーロでのドル軟調な展開から、本日はドル円の上値が重くなりそうですが、米国時間に11月の小売売上高と雇用指標である、新規失業保険申請件数の発表があることから、結果が良好であればさらなる一段の上昇に向かう可能性も考えられます。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
米ドル/円	84.1	85.2	82.95	82.5

米ドル/円　5分足チャート

【ユーロ/円】

昨日のＦＯＭＣを受け、対ドルで大きく買われたユーロは引き続き金融緩和期待に伴うリスクオンの流れが先行し、堅調な推移が予想されます。ユーロ圏では、ギリシャ支援にかかわる決定がなされるとみられるユーロ会合が行われる他、スペイン国債の入札も控えていることから、注意を払う必要がありそうです。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
ユーロ/円	109.95	111.15	108.2	107.7

ユーロ/円　5分足チャート

【豪ドル/円】

ここ数日のリスクオン先行の流れを受け、今年3月21日以来の88円台を付けた豪ドル円は、引き続き強い基調をはらんだ展開が継続するものと思われます。昨日のＦＯＭＣと来週の日銀による追加緩和観測もあり、株式等のリスク資産が買われやすい地合いが続いていることから、そうした商品に連動しやすいことも上昇を後押ししていきそうです。

	レジスタンス R1	レジスタンス R2	サポート S1	サポート S2
豪ドル/円	88.1	88.65	86.95	86.45

豪ドル/円　5分足チャート

• ※ 上記各5分足チャートは、当日 2012年12月13日 現在のものです。
• ※ コメント欄の語句について　R＝上値抵抗線　S＝下値支持線

本日（2012年12月13日）の主な指標

注目度	発表時間	指標	予想	前回
★★★	22:30	（米）11月-小売売上高	+0.5％	-0.3％
★★	22:30	（米）11月-生産者物価指数	-0.5％	-0.2％
★★★	22:30	（米）新規失業保険申請件数	36.8万件	37.0万件
★	0:00	（米）企業在庫	0.4％	0.7％

• ※ 発表時間はいずれも東京時間
• ※ 注目度は★低～★★★高で示します

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