昨日(2012/12/05)の動向

NY時間序盤に発表された米ADP雇用統計の結果が弱い内容(予想12万5千人に対し11万8千人)だったため、
若干下げる場面も見られましたが、一方では「財政の崖」問題のある中では良い結果との声も聞かれました。
その後の米IMS非製造業景況指数などの好結果をきっかけに買いが入ったことや、NYダウが前日比100ドル超高まで上昇したことから、82円台半ばまで上昇しました。
また、国内の一部で自民党が次期政権を奪取する可能性があると報道されると、追加金融緩和も意識され
ドルが買われた形になりました。

また、ユーロも同様に日本の金融緩和が緩和が意識され、円売りとなり107円台後半まで反発しました。

本日6日に発表されたRBNZ政策金利の据え置きが決定され(2.5%据え置き)、ニュージーランドは続伸しました。

 

2012/12/05のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 81.907 82.473 81.792 82.456
ユーロ/円 107.235 107.948 107.130 107.727
豪ドル/円 85.744 86.263 85.670 86.216

 

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2012年12月06日)の展望

【米ドル/円】

自民党が新政権を取るとの報道がなされている事から、あらためて安倍総裁のリフレ政策が意識されています。
しかしながら、昨日発表されたADP雇用統計の結果から、今週金曜日に発表される米雇用統計の行方を見守る流れは変わらず、
上値が重たい展開となりそうです。83円台に乗せるにはまだ材料が必要だと思われます。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 82.80 83.00 82.00 81.80

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

ユーロも円に対し、追加金融緩和が意識され値を崩すこと無く推移しそうです。
ギリシャ政府が国債買戻しの条件を発表したことから、ギリシャへの金融支援が実行される期待が広がっています。
本日(日本時間21時)発表予定のECB政策金利は据え置きhが予想されております。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 108.00 108.50 107.00 106.50

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

本日発表された豪雇用統計が予想よりも強い結果となったために豪ドルも堅調に推移しそうです。
11月豪雇用統計では失業率が5.2%(市場予想は5.5%)、就業者数は前月比1.39万人増(予想は変わらず)となりました。
また今朝方金利を据え置いたニュージーランドにも買いが入り、RBNZは2014年に入ってもしばらくは金利を維持する可能性を示唆した。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 86.50 87.00 86.00 85.75

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2012年12月06日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2012年12月06日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 09:30 (豪)失業率 5.5% 5.4%
★★ 21:00 (英)BOE政策金利&声明発表 0.50% 0.50%
★★ 21:45 (欧)ECB政策金利&声明発表 0.75% 0.75%
★★ 22:30 (欧)ドラギECB総裁の記者会見
22:30 (米)新規失業保険申請件数 38.0万件 39.3万件
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します