昨日(2012/12/04)の動向

衆議院選挙が本格的に始まり、今後の円売り材料がなくなったことにより、昨日のNY時間は円高基調の動きとなりました。
ドルストレートが全体的に売られたこともドル円での下落に勢いをつけたと思われます。

選挙の結果によっては新政権が、追加金融緩和を推し進めるとの見方から円売りポジションを解消し、選挙結果待ちの取引が見られたと考えられます。
また、金曜日に発表される米雇用統計の結果を待つ取引参加者も増えていると思われ、円売り解消が優勢の展開となりました。

昨日発表された豪の政策金利は引き下げ(3.25%から3.00%へ)しましたが、
利下げ打ち止め感から東京時間の下げを巻き戻す展開になりました。

2012/12/04のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 82.226 82.250 81.712 81.887
ユーロ/円 107.292 107.388 106.919 107.237
豪ドル/円 85.692 85.916 85.426 85.748

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2012年12月05日)の展望

【米ドル/円】

円売りの過熱感から、ポジション解消へと動き、その後は選挙・米雇用統計の結果を待つと行った展開へと変わってきております。
今週金曜日に予定されている米雇用統計の市場予想では、悪化した数字が出るとの見方が強いので、ドル買いを控え、81円後半から半ばの動きとなりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 82.00 82.20 81.70 81.05

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

ユーロは対ドルで続伸を続ける動きが続きそうです。
ギリシャ政府が発表した国債買戻しの条件が良かったことで、次回の融資も円滑に行われるとの見方が出ています。
対円でもドル円が値段を落とす中、ユーロ円は崩れずに推移していることから、106.90近辺の底を固める展開となると思われます。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 107.50 107.75 106.90 106.60

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

前々日には10月小売売上高が悪化し、昨日に金利を引き下げを行い、本日(5日)発表された第3四半期実質GDPが発表され、若干弱い数字が出ました。
しかし、値段は大きく動かず、対ドルに対しては上昇しております。
今週はまだ、6日に豪雇用統計、7日に豪貿易収支と発表される予定で、対ドルとの動きを注意して見極めたい局面になっております。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 85.95 86.25 85.35 84.80

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2012年12月05日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2012年12月05日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 09:30 (豪)第3四半期GDP +0.6% +0.6%
18:30 (英)サービス業PMI 51.0 50.6
★★★ 22:15 (米)ADP全国雇用者数 +12.5万人 +15.8万人
★★ 24:00 (米)ISM非製造業景況指数 53.5 54.2
★★ 05:00 (NZ)RBNZ政策金利&声明発表 2.50% 2.50%
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します