昨日(2012/11/21)の動向

東京タイムでは国内貿易収支の赤字幅が拡大したことで、ドル/円は一時82円に迫る場面が見受けられました。
しかしながら、21日のユーロ圏財務相会合ではギリシャ支援に関して合意に至らず、26日に再協議との報道が伝わるとユーロ/円やユーロ/ドルを中心に失望売りが見られユーロ/円は高値圏から約100pt下落する動きとなりました。
ロンドンタイムに入ると、メルケル首相が26日のギリシャ支援再協議で融資が決定する可能性があると言及したことや、安倍総裁が金融緩和を含めた政権公約に関する会見をしたことをきっかけにリスク回避の動きは一服し、再び円売りの展開となりました。
ニューヨークタイムでも円売りの動きは継続し、ドル/円は7カ月ぶりに82円台半ばまで上昇しました。

2012/11/21のBID値 始値 高値 安値 終値
米ドル/円 81.708 82.549 81.647 82.522
ユーロ/円 104.712 105.861 104.077 105.850
豪ドル/円 84.849 85.514 84.539 85.509

米ドル/円 1時間チャート

米ドル/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

ユーロ/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

豪ドル/円 1時間チャート

本日(2012年11月22日)の展望

【米ドル/円】

ここまで大きな調整なく82.50円レベルまで上昇しており、過熱気味となっています。本日はアメリカが感謝祭となり明日も国内が祝日となることからポジション調整主体の相場展開が予想されますが、突発的な材料が出ない限りは円安傾向は継続するとの見方が多い様子です。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
米ドル/円 82.83 83.14 81.93 81.34

米ドル/円 5分足チャート

米ドル/円 5分足チャート

【ユーロ/円】

昨日メルケル首相のギリシャ支援への前向きな発言で上昇したユーロですが、本日は欧州各国の製造業PMI速報値が予定されており結果次第ではポジション調整のユーロ売りも予想され結果内容に注目です。ユーロ/円は月足24月線の107.01の節目が近づいているだけにここからは次第に上値が重くなりそうです。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
ユーロ/円 106.47 107.01 104.68 103.49

ユーロ/円 5分足チャート

ユーロ/円 5分足チャート

【豪ドル/円】

引き続き、ギリシャ金融支援や日銀追加緩和関連の報道に振れる動きが続きそうです。引き続き5MAをサポートに上昇していますが、割り込んだ場合は25MAの水準83.27円まで調整してくる可能性もあります。

  レジスタンス R1 レジスタンス R2 サポート S1 サポート S2
豪ドル/円 85.89 86.24 84.87 83.27

豪ドル/円 5分足チャート

豪ドル/円 5分足チャート

  • 上記各5分足チャートは、当日 2012年11月22日 現在のものです。
  • コメント欄の語句について R=上値抵抗線 S=下値支持線

本日(2012年11月22日)の主な指標

注目度 発表時間 指標 予想 前回
★★ 17:30 (独)製造業PMI 46.0 46.0
★★ 18:00 (欧)製造業PMI 45.6 45.4
★★★ N/A (南ア)SARB政策金利 5.00% 5.00%
★★★ 22:30 (カナダ)小売売上高 +0.5% +0.3%
  • 発表時間はいずれも東京時間
  • 注目度は★低~★★★高で示します